アン、カタラ、サカ、トフ。離ればなれになった彼らと、ズーコも含めたそれぞれのエピソードが進行しながら、スリリングなエピローグへと突っ走る。

見事な作劇。ちょっと前に各人にスポットを当てたショートエピソードがあったけど、アレをやるくらいなら今回の方法論の方がずっとすばらしい。ちゃんとドラマに絡めながら各人のキャラを描きこむことはできるハズなんだよ。まあ、過ぎたことにこだわってはアバターになれないか(笑)

アンが自身をコントロールするすべを、7つのチャクラを開くという内面的な修行によって達成する様。なんと今までのエピソード全てがここでつながります。このストーリー構成の巧みさ。伏線とはこうでなければ。「先に言い訳しとく」ことを伏線だと勘違いしている作家に見てもらいたい。

アズーラの巧みな心理戦術のすごさ。どうも、メイやタイ・リーですらアズーラに利用されている観が強まってきました。

ズーコの豹変ぶりがすごい。けど確信しました。ヤツはきっとまた火の戦士に戻るんだろうなあ。言うだけ野暮だけど。

トフの「自称最強の土のベンダー」は伊達じゃないなあ。分厚い鉄板であっても、それが大地の要素と無縁でなければ土のワザで撃破できる。これをアンの修行と絡めた描写は素晴らしすぎて途方に暮れた。なんちゅうすばらしい脚本なんだと。

そして愛しいカタラさんの危機に、修行をほっぽって飛び出すアン。王道すぎてアドレナリンだだもれ。

次回、いよいよ土の巻最終話。ここへきてさかえさんもいつまでもタイ・リーのおっぱいおっぱい言うてる場合じゃなくなってきましたよ。・・・そういえばタイ・リーのおっぱいは