いまでもレコードって言うのか、CD時代を通り越して配信時代が来るやも知れんというのに。

ま、それはおいといて、カズイサカエ的に2008年でもっとも気に入ったCDはというと・・・

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ブログでも紹介しましたが、ダントツでこの一枚と言っておきましょう。多弦ベースという飛び道具的なありよう、そしてYouTubeで話題になったという超絶技巧の演奏テクニックと、キワモノ企画に終わってしまいそうな中にあって、しっかり音楽性が確立されていて、素晴らしいバランス。目的と手段を見誤っていない、クリエイターとはこうありたいという快作でした。ベースという楽器が未だにジャコ・パストリアス・コンプレックスを抜け出せない、いや抜け出そうとしない旧世代音楽評論家と音楽ファンの権威主義からは全くと言っていいほど自由な、そして音楽性の高いベーシストは、彼とリチャード・ボナくらいではないか。未だになんと読むのかわからない名前ですが(笑)

あと、アドリアン・フェローとかs.m.v.とか、ベース関連で良いアルバムが多かったのが印象に残ります。

ところでさいきんヘビロテのアルバムを2枚ご紹介。

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全く知らないミュージシャン(キーボーディスト)だったのですが、聞いてみたら実に良かった。「Chill or Be Chilled」という曲がお気に入り。

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松原正樹といえば往年の松田聖子の曲で誰もが聞いたことのあるソロを弾いていた超有名ギタリストですが、かつて「Sniper」とか「Painted Woman」という素晴らしいA.O.R.の名作を作り上げたお人。その後もコンスタントにアルバム出していたのですが個人的には疎遠になっていて、でも久々に聞いたこのアルバムはとても良かった。曲も演奏もいいけど録音が素晴らしくいいな。