あ~あ、とうとうブラックキャットとも袂を分かつことに。というかもともと仲間ではなかったか。

フェリシア・ハーディのパパはベンおじさん殺害の犯人でした。その事を後悔しているパパキャットと、許せないピーター=スパイダーマン。ブラックキャットの逆ギレは逆恨みでしかないけど、犯罪の世界で生きる彼女にとっては尊敬できる父だったと言うことなのでしょう。

途中までパパキャットの顔を見せないから、どんな意外な人物なのかと思ったけど、正直ピーターの回想シーンで1回しか出ていない犯人の顔をどのくらいの視聴者が覚えていたのでしょうか? 疑問です。

真夏の夜の夢のお芝居に絡ませる演出は、このところの狙いすぎプロットの一連としてはぐったりするけど、非常にうまく作られていましたね。ホビーって初めてセリフもらったのかしら?という流れすら芝居と本編のメタ構造のようで、個人的には若干おなかいっぱい。

ドラマとしてもアクションエンターテインメントとしても今回は面白かった、ちょっとハリーの行動がよくわからないのが気になったけど、これはゴブリンがらみで話を誘導する手でしょう。ミステリオがロボットだったというのはもはや蛇足なのかどうか。

リズの心がピーターから離れていくのが手に取るようです。

今回キャラが多すぎて(ヴィランの数のことじゃなくて、JJJとかステイシー警部とか、それぞれにキャラ描写しているのが)見る側としては若干お疲れ気味。

この作品が単にヒーローものとして描くつもりが無いのはわかるんだけど、それでもやはりヒーローたるスパイダーマンがまったく報われることなく孤独になってゆくのには、日本的な作品に慣れた身には、ちょっとばかし感情移入できない。さかえさん個人としては。正しい正しくないを求めているのではなく、主役に感情移入できるようであればなあ。