10年近く契約していたウィルコムを解約しました。

時代の流れとしか言いようがないです。10年前といえば社名がDDIポケットだった頃。うちの会社がなにやらつながりがあり、安く契約できたことがきっかけで、最初はノートPCの通信用カードとして導入したのです。その当時はネットするにもPHSデータ通信は回線速度が速かったほうなのです。携帯電話も持っていたけど、まだムーバの時代だし、モバイルインターネットには向いているとは言いがたかったのですよ。

PHSといえば「値段の安い、公衆回線の子機」みたいなもので、ケータイより通話料が安いことが売りで、ケータイ黎明期にはそこそこ普及しましたが、エリアが狭いとかいろいろあり、ケータイもそこそこ安くてサービスも充実してきて、太刀打ちできなくなってしまいました。

おいらといえば、その後、京ぽんに機種変更したりして、モバイル用途でずいぶんお世話になった。ここ4~5年は、初代W-ZERO3に始まりスマートフォンで使用していました。とにかく使い込んでいたので、使いづらいと感じたことはなく、これていった不満もなかったのですが。

しかしながら、iPhoneの登場でスマートフォンの使い方が一変してしまった。通信速度的にも、3GをようするiPhone、アンドロイドはPHSを凌駕してしまい、W-ZERO3は通話にPHS、データ通信に3Gという苦肉の策、逆に言えば本末転倒なHYBRID W-ZERO3に。これはあまり感心しなかった。

ウィルコム自身が会社的にあやしいやらあやしくないやらで、先行きにくらいものを感じたために解約に至ったというわけなのです。

とはいえ一時代を築いたのは確かなPHS、データ通信のウィルコム。長い間ホントにお世話になりました。ありがとうウィルコム。