最近、ほとんど日本のアニメを見なくなっています。「アニメは海外に限るぜー」とか思っているわけでは決して無く、今もって日本のアニメ技術は世界に誇ると思ってはいるのですが。

ひょんなことで、今秋スタートしたある番組を見る機会があって、なかなか良くできていると思ったのですが、いかんせん見ていて「気持ちよくない」のです。あくまで個人的意見ですが、最近の日本のアニメに通じて感じる感覚なのです。

話のテンポだったり、セリフだったり、いちいち腑に落ちないのです。声優も相変わらずニュアンス芝居に終始して、セリフが届かない。水で薄めたかき氷シロップみたい。舌には甘いけど滋養がないというか。

作画もパッとしない。枚数が少ない「動かない」絵は今さらどうこう指摘することもないのですが、いっぷくの絵としてみたときに魅力がないのね。これは昨今のアニメにおいて作画に感じる欠点。きれいだけど魂こもってない。

さて、ちまたではハンター×ハンター(リブート版)の第2回視聴率と、ガンダムAGEの初回視聴率がともに3点台だったことで、惨敗だとかなんとか騒いでいるようですが、いまどき3点台ならましな方じゃないんですか? アニメに限れば視聴率ベスト10でも4点台はふつうですし。

そもそもアニメはテレビ番組でも特異な方で、グッズ販売やDVD、ブルーレイで回収できればいいや的なビジネスモデルのはず。

「鋼の錬金術師」が実は原作マンガを売るための宣伝アニメだったと知って驚いたりもした2011