ツイッターでハッシュタグ「懐かしい少年漫画を呟いてTLを熱くする」が大人気なさなかですが、昔の作品を振り返ってみると、絵柄がやっぱ劇画的なものが多いのは時代というべきですか。

そのツイッターでも書いたのですが、昨今の少年漫画がアニメ絵全盛になった契機というのは、やはり高橋留美子さんの影響なのですかね。

1980年代に入ったあたりから、そもそもアニメブームのまっただ中でもあり、漫画の絵柄も「本宮ひろ志」系の劇画調から、アニメキャラ寄りになっていったわけですが、そのこと自体は別に個人的にもいやなわけではありません。

ただ、るーみっくわーるどは未だに苦手なんですよ。

実は「うる星やつら」は、昔のサンデーコミックスで言う第3巻の冒頭あたりまでは好きでした。藤子不二雄の正当後継者とも言える、センス・オブ・ワンダー、すこしふしぎ路線を突き進む漫画家さんだと期待していたんですね。

第3巻の冒頭というのは、それまで読み切り作品だった「うる星」が満を持して連載開始したころ。そこからは、キャラクターオリエンテッドなラブコメ路線になっちゃった感が、個人的にはがっかりだったんです。

まあ、「たしかにこっちの方が人気出るわな」というのも実感だったし、実際、少年漫画は「うる星」以前と以後に分類できるくらい、影響力のあった作品だとは思いますよ、ええ。

「境界のRINNE」のいずれは映像化されるんでしょうか(連載作品のほとんどがアニメなり実写で映像化されている脅威の作家さんですから)。