指原莉乃に思い入れは無いしAKB48に興味も無いが、今回の博多行きはどういうことですかと問いたい今問うた。

秋元康氏は「左遷では無い」と言ったそうだが、「指原だけ特別扱いは出来ない」ということから、これがペナルティ以外の意味を持つとはとても思えない。

博多で青春時代を送ったさかえさんとしては、博多を何だと思ってるのか秋元氏に訊いてみたい。博多はルール違反者の出直しの場なのか。そもそもHKT48の子らはどう思うのか。HKTのファンはどう思うのか 。正直、個人的には、HKTにも座長なり興行主なりいるのなら、断ったらどうかと思うのだ。うちは青少年再教育センターじゃありません、と。

ペナルティというのなら、半年間芸能活動休止とかで良いんじゃないのか。

AKBのファンには悪いが、おいらはあれは駄菓子屋アイドルだと思ってる。単体のクオリティはB級以下だが、ずらっと揃えると華やかだし楽しい。ウキウキする。そしてB級にはB級の味がある、と。

そもそも、AKBは秋元氏が小劇場の芝居を見たときに感銘し、これのアイドル版を作ったらどうだろう、というアイデアで生まれたそうだ。小劇場特有の、縁者と観客が濃密な空間を共有する共同体験、「会いに行けるアイドル」なる発明だと。秋元氏はライブハウスというものを知らなかったのかと思うが(笑)、公演うって生で見てもらってという図式だ。だからヒットして人気が出てテレビに出て、となると、本来のコンセプトが揺らいでしまう。単なるテレビタレントとの差異がつけにくい。ただ人数が多いアイドル集団になってしまうのだ。しかも劇場時代からのファンにしてみれば、あまり広域に人気が出てしまうと、「推しメン」の価値が一般化してしまう。それゆえ板野友美みたいにソロタレントとして突出してしまうと、逆に順位を下げてしまうという皮肉。まさにひいきの引き倒し。指原も同じ轍を踏んでしまったのでは無いか。チクったボーイフレンドも元ファンだと言うし。

いやあ、AKB関連は大きくなりすぎた。すみずみにまで目が届かなくなってきたのだ。もはやアイドルは恋愛禁止という幻想もコントロール不可になってきたと言える。もはや指原では無くAKBの出直し時期が来たと言えるのでは無いか。