世間ではiPhone 6が発表されてワイワイやってますが、その影でひっそりと、iPod classicがディスコンになっていたようです。Apple Storeから姿が消え、販売終了になっています。おそらく店頭でも流通在庫のみで販売は終わるのでしょう。たぶん安く売られるのではないかと思うので、欲しい人は急いで探した方がいいかも。それとも希少価値がでるのかな?

Classicは僕が最初に買ったiPodでした。HDD内蔵型の最後のiPod。さほど欲しかったわけではないのですが、行きつけの家電量販店のポイントカードのシステムが変わり、僕にはそのポイント制が魅力的でなくなったので、全放出で何か買おうと思ったとき、たまたま120GBモデルが安かったのです。モデル的には、最後から2番目のものでした。

もともとカーナビにiPod接続機能が付いてて宝の持ち腐れだったので、これ幸いでもありました。
僕は結構な数のCDを持ってますが、classicに全部納めてもHDD容量の半分ちょいという大容量。自分の全てのCDライブラリが持ち歩けるというのは、やはり大きなインパクトでした。実際には、車の中で聴きたい音楽を探し出すだけでも一苦労なので、車で使うことはあまりないのですが。

それでも、家のミニコンポに繋いでおけば、いちいちCDを探したり、ケースから出してプレイヤーのトレイに置いたりなど面倒なこともなく聴きたい音楽をすぐ聴けるので、BGM的にかけるには最適。音質的にはCDの方が上なので、じっくり聴くには適さないですが。

この用法に変化が訪れたのが、AirplayとiTunes Matchの登場によるものでした。

自分の全CDライブラリをクラウドに置けるiTunes Matchの登場により、最小容量のiPhoneやiPadがあれば大容量iPodは必要なくなった。家のミニコンポと、ダイニングにおいてあるBOSEスピーカーはAirplay対応なので、無線LANがあれば全ライブラリを再生できる。Airplay対応でない(そもそも無線LAN非対応の)classicも、そろそろお役ごめんになるときがきたようです。

まあ、まだまだ現役ですし、あまり使わないとはいえ車で使えるメリットもあるし、壊れるまで使う所存ではあるのですがね。