グリーン・ゴブリン登場の巻。というよりMJデビューの巻。

う~ん、俺のグウェン・ステイシーの影を薄くするようなら黙っちゃおかねえって一度でもだまっちゃいない俺だがと思っていましたが、MJいいなあ! 

萌えとは違う感覚でイイ! フラッシュ始め勝ち組メンバーには皮肉の一つも言ってみせるが、やや遠巻き気味の彼らにも構えず仲間に入っていける社交性、自信家の割に偉ぶらないし、会話のきっかけもうまい。そして華がある。グローリーの服をほめるところからの流れは素晴らしい。「性格いいコ」というのはこういう事だったのね。

唯一、ピーターに対してなぜそこまで好意的なのか、と言う点も、この作品ならば理由を付けてくれるに違いない、と思うのであえてここでは問題にしない。

グウェンに感情移入しているだろうファンにも支持されるようにもう一人のヒロインを登場させるここまでのプロットにはうならされずにはいられない。一方のグウェンはと言えば「わたしとは来たくなかったんだ」なんて、あんたちゃんと誘ってないじゃない、とネガティブな面も見せる。人間の書き方がちゃんとしているのでかえって魅力的なのである。脚本家のお手本にしたい。今した。

トリックスター、グリーン・ゴブリン。この流れだとハリーが・・・と思わせて、いやこの後は言うまい。ここからピーター、ハリー、そしてグウェンの運命が変わっていく。

そして心ならずもトゥームストーンを助けてしまったスパイダーマン。いち少年の正義への思いなど、運命の歯車の中で皮肉な作用となってしまうドラマ性もまた本作品の見所なのよねえ。

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Painter修行。今回は「デジタル」ではない水彩ブラシを使いましたが、どうもおいらが昔使っていた水彩ブラシとはだいぶ変わってしまっていますね。今回は習作の意味でザッと塗りましたが、やはりしばらくは封印しようと思います。もっと修行が必要だ。

線画はだいぶイメージに近くなってきたので、リベンジしたい。