クールキャットさんは韓国語読みでプルケと呼ばれているようです。

では、レビュー。

白ヒゲは自分たちが迷い込んだクジラ島の名に憶えがあった。それはかつてプリント船長が訪れ、自らのロボット「ブラックローズ」をやむなく置き去った島だった。白ヒゲの技術担当・悪の科学者バルカン博士はその名を聞いて色めきたつ。ブラックローズは史上最強の最終兵器、これがあれば航海日誌など不要、世界を征服できる力を持つと。白ヒゲはプリント船長の話の記憶を頼りに、ブラックローズを探す。

いっぽうジンたちは、村人をブタの姿から人間に戻したことで、もてなしを受けていた。少女・リボンちゃんは、天上の宝はおそらく「迷い死の洞窟」にあるという。だが、その洞窟を守るゴーグ・アティランは、スワードとローズの夫婦海賊が毎日のように夫婦げんかをしているため、うるさくて眠れずに不機嫌だというのだ。

ジンはとりあえずノマリオとリボンちゃんとともに洞窟へ向かうが、リバシは考えがあって同行しなかった。そのリバシは、なんとシルバとプルケに会い、なにやら企んでいる様子。

ジンは洞窟でアティランに遭遇。気が良さそうに見えたアティランだったが、天上の宝が目当てと聞いて豹変。水を操りジンたちを攻撃する。夫婦げんかのさなか、その場に紛れ込んだローズとスワードも戦いに参加するが、自らの不眠症の元凶である夫婦の登場に、アティランはさらに怒り狂うことに。

形勢不利のジンたちを救ったのは、シルバのロケットパンチだった。プルケ、リバシも加わり、アティランとの死闘は続く。するとアティランは巨大な水玉にジンを閉じこめ、溺死させようとする。意識が遠のくジン。彼を救うべく、ノマリオのパワーが解放された! 虹色の光に包まれたノマリオがアティランを撃破、ジンは救い出された。

そこに残ったのは、黄金に輝く聖杯。天上の宝のひとつだ。

ジンはリバシに、どうやってシルバを味方につけたのか問う。答えのかわりにプルケが見せつけたのは、プリント船長の航海日誌。どうやら海の底にあるらしいクジラ島から脱出するには、ジンたちとシルバたち、全員が力を合わせないと無理だと考えたリバシは、航海日誌を交換条件に、島を出るまでは協力することを誓ったのだ。だが、リバシは航海日誌を、「今はただ、預けてあるだけだ」とうそぶく。リバシには何かしら作戦があるようだ。

本当は仲がよいくせにケンカばかりのローズとスワード、というコミカルなありがちエピソードが本筋でしたが、アティランのキャラクターや、水を使った攻撃など、見せ方はけっこう面白かった。頭脳派のリバシが簡単に航海日誌をシルバに与えたとは思えず、どうやって取り返すのかも次回以降のみどころです。シルバはシルバで一筋縄ではいかなそうだし。でもオープニングを見る限り、シルバたちもブリストル探検隊に加わると言うことになるのかしら。

そして、ついにブラックローズを掘り当てた白ヒゲは?