KBS Worldにて放送中の「ハッピーサンデー」。韓国のバラエティー番組ですが、この中のコーナーのひとつに「1泊2日」があります。韓国芸能人6人組が、韓国国内の風光明媚な地域を紹介しつつ、体当たりのゲームに挑戦するバラエティーです。

日本のバラエティーとはひと味違う、韓国風のバラエティーはなかなか面白くて、時々見ます。

この番組に、かつて韓国人大リーガー、朴 贊浩(パク・チャンホ)が出演したことがありました。あったと言うより、一度出演したことで交流が生まれ、ほぼ毎年、シーズンオフには出演していたのです。日本で言えば野茂やイチローに匹敵するスター選手が、バラエティータレントと共に川や湖に飛び込んだりする姿は、なかなか貴重です。

ご存じの通り、今年からパク・チャンホは日本のオリックス・バファローズに在籍しています。同じく韓国球界のスターだった、イ・スンヨプもオリックス在籍ということで、韓国ではオリックス戦に限り韓国でもテレビ中継されているそうな。

先日の1泊2日は(韓国での放送から約1ヶ月遅れでスカパーでも放送されている)、出演者である、イ・スンギとイ・スグンが神戸のパク・チャンホを訪ねるという企画でした。メジャーでアジア人最多勝利124勝を挙げたパク・チャンホも、日本では怪我に泣かされ2軍暮らしが長く、怪我が癒えた復帰戦を応援しようというものでした。

大阪空港に降り立ったイ・スンギ、今や日本でも韓流ドラマのスターということでものすごい女性ファンの数でしたが、韓国の人気コメディアンであるイ・スグンのファンまで押し寄せていて、スカパーで見られる1泊2日の人気はかなりのものだと感じましたよ、ええ。

そんな人気番組と、韓国の国民的英雄といえる野球選手の交流が、なんともあたたかくて楽しい企画でした。いちスポーツ選手としてのパク・チャンホも、メジャーで実績を上げながら日本球界入りした理由を、後進の選手たちの活動を広げる助けになればということに感銘を受けてしまいました。

オリックスの木佐貫投手の奥様が、韓流スター、イ・スンギのファンということで、一緒に写真に収まる姿も微笑ましかった。

いま韓流がどーたらこーたらでもめている一部もありますが、こういった人と人とのふれあいとしての国際交流は、ステキだなあと思った次第であります。

余談だけど、フジテレビといえばフジ・サンケイグループ。これ以上「右寄り」なマスコミもないと思うのだが、なんで韓流でもめているのか良くワカラン部分もある。