野望をあらわに、神への道を突き進まんとするヘルメス。ブリストル探検隊は世界の滅亡を引き起こすヘルメスを止められるか? そしてノマリオの運命は?

いやあ、さかえさん軽く興奮状態です。クライマックスへ向けて見所満載、スリリングで面白かった!

ブリストル神殿では、ヘルメスと神官による天上の扉の儀式が行われていた

神殿には禁断の星

光は世界中に広がり、かつてジンたちが訪れた地の人々も目撃する。

ヘルメスは市民に向け、天上の扉を開け、ブリストルを繁栄させると宣言する。そして、ブリストル探検隊は氷の島で事故死したと嘘をつく。崩れ落ちるジンのおばあちゃん。リナは先日のマーカス伯爵の話も含め、ヘルメスへの疑念を深める

そのブリストル探検隊は、チャイの最新鋭戦艦でブリストルへの帰還を急ぐ。船のあまりのスピード、性能に驚愕する白ヒゲだった

ノマリオの危機に心ここにあらずのジン

いっぽうブリストル島、その地下の動力炉、それは最後のゴーグの本体だった

ブリストルの科学者たちがノマリオを調査する

ノマリオの内部に息づく謎の器官。ノマリオは一切の機械部品がなく、およそロボットとは言いがたい

こちらはチャイの戦艦、その目前に・・・

ブリストル海軍が!

チャイの船はブリストル海軍の総攻撃を受けるが

ずどん

戦力で上回るチャイ海賊団。この戦艦はなんとマーカス伯爵の最高傑作。彼はブリストル海軍よりも性能が優れる戦艦をチャイ海賊団に渡していたのだ。

ここでまた重要情報をあっさり公開しやがりました。マーカス伯爵はやっぱりリバシの父親でした。ブリストル海軍に戦艦を提供していることもリバシは知ってましたが・・・

ジンは仲間たちにこっそり、船を抜け出してノマリオを助けに行きたいと相談。とはいえ船もないし・・・

と思ったら白ヒゲ海賊団がこっそり持ってました。これ氷の島のスノーモービルをバルカン博士が改造したヤツだな

そいでもってチャイの船はさらに加速する。なんとジェットエンジン搭載! 明らかにオーバーテクノロジーです。武器は磁力大砲と言うからレールガン? その割にはミサイル攻撃してましたが

ブリストルの科学者たちは、苦労の末、ノマリオの魂を取り出しました。ちょっとキモい

天上の光、そしてノマリオの魂。ヘルメスが神になるアイテムは揃った

ここにきてカリ様を置いてきたことに気づくジン。潜水艦にぎゅうぎゅうづめ

しかしながらあえなくブリストルの哨戒艇に拿捕される

その忘れられたカリ様は、なぜか神官の正装で。国に帰るときはこうなんでしょうか。揺れる船でぐうぜん見つけた本は、ブリストルの預言書に似ていた

そして目に入ったのは、アンナ・イバノという名前。カリには心当たりがあった。かつてカリ以前にブリストルの神官をつとめ、行方不明となった神官の名だった

ブリストル探検隊はこのままヘルメスに引き渡されるのか・・・

そんな彼らを救ったのは、かつてクジラ島で夫婦の危機をブリストル探検隊に救われたおばさんローズとハゲスワード。

そして次々とブリストルに集結する、かつてブリ探が出会った人々。伝説の海賊・最強の拳と娘のハンナ、ゴールドベリーの実を娘の薬にするため奔走したカイル。みな、ブリストル探検隊に恩義を感じているものたちだった

いいねえ、大団円に向けて集結するオールキャスト! 彼らは海軍の目を引きつけ、ブリ探をブリストルに上陸させる手助けを

ブリストルに無事上陸を果たしたブリ探。とはいえノマリオはどこにいるのか・・・というところにコントのように通りかかるマーカス伯爵。お前たちは市庁舎の地下へ向かえ、と言い残し立ち去る。父親の真意がわからずとまどうリバシで

その地下で、ひとりたたずむヘルメスのもとに、しのびよる影が

ヘルメスはその名をつぶやく「アンナ・イバノ・・・」そう、チャイ船長はかつてブリストルの神官だった

チャイさんがこんなブリストルの最重要区域にひとりで進入できるとか、ありえませんがね。たとえば警備兵がみんなのびていて、ブルーティさんがひとりシメてるとかワンカット入れればいいのに

そして明かされる10年前の真実。ポトとヘルメス、ふたりの進む道はどこでどうして違ったのか。それは意外な事実が発端だった

うつくしき神官アンナ。若き冒険家にして政治家だったヘルメスは、密かにアンナに憧れを抱いていた

親友であるポトとヘルメス。このころのヘルメスは、真剣にブリストルの繁栄を考え、そのために天上の扉を開けようと志をいだいていた。ゴールドアイランドを目指す友であるポト・ホーキンスとともに

最後の冒険を前に、ポトはヘルメスに打ち明ける。今度の冒険にはアンナを帯同させる。そしてブリストルに帰ったら結婚すると

言葉では祝福しながらも、心中穏やかではないヘルメス

ブリストルでは、神官の恋愛は御法度だった。ヘルメスにとってはアンナは憧れるだけの存在だった。だがポトはそんな戒律を破ってまで、アンナの心を射止めた。ポトの冒険家の名声、それは手に入れたいものはなんとしても手に入れることで築き上げたもの。密かに抱いていたポトへの嫉妬心が炸裂したのだ

アンナさんアンナさん、その格好で戒律を破ってはダメですよ

最後の冒険で、ついにヘルメスは牙をむいた。天上の扉につながるすべてを引き渡せとポトに迫る。とつぜんの親友の変節にとまどうポトは、ヘルメスを説得する。天上の扉をむやみに開けると、人類はゴーグと同じ滅びの道を突き進むだけだと

あくまで秘密を明かすことをしなかったポトに、ヘルメスはついに引き金を引いた・・・

せめて、アンナにポトの最期を見せたくないと、ヘルメスは若きサチを使い、アンナを隔離していた。だが、彼女は神官だった・・・その能力ゆえにポトの最期を目にすることになってしまうアンナ

ヘルメスは親友と最愛の人を同時に失った。この日を境に、ヘルメスは、野望の虜に墜ちていった

くしくもその場には、プリント船長と、その部下だった白ヒゲもいた。このシーン、#12のハイライト、10年前にタイムスリップしたときとつながるのです。ポトの船と遭遇したプリント船長、だが船上にいたのはポトではなくヘルメスだった・・・そのシーンなのです

以来、アンナはチャイと名を変え、海賊団を結成して天上の宝を守り続けてきた。ポトの遺志を継ぐため、天上の扉をよこしまな心の者に渡さないため・・・若き冒険家たちの悲しい愛と友情の物語が、すべてのはじまりだったのです

そして、二人の会話は、ジンの耳にも入ってしまった・・・父の死、そして殺したのはヘルメス! その事実を・・・

そのとき、ノマリオの魂を得て、最後のゴーグは目覚め始めた。触手のように動力ホースをのばし、ジンたちを攻撃する

プルケが、シルバがゴーグに倒されていく。そしてノマリオも・・・友を傷つけられ、ジンの怒りは頂点に達する!

てい

ヘルメスが取り落としたノマリオの魂は、はるか数十メートルを落下していく。ジンはまよわず飛び降り、プルケはそんなジンを追う

そしてプルケとジンを引き上げようとがんばるシルバとチャイ。このシーンのスリルがすごい!

そんな彼らをあざわらうヘルメスだが

最後のゴーグはヘルメスを虜に。暴走を始める最後のゴーグ

もう誰にも止められないのか

ヘルメス、野望と共に・・・

チャイはブリ探たちに脱出を促すが、ノマリオを置いては行けないジン。シルバもその気持ちは同じ。はたして、ブリストル探検隊の運命は・・・

次回、最終回!

怒濤の展開で引き込まれてしまいました。まあ相変わらず作監不在なのか?というくらい絵柄がそろわない(ヘタではないのだが)作画ですが、演出はすごくいいし、ここ最近の(あまり見てませんが)日本アニメよりもよっぽど盛り上がる。なんというか技術だけではない、熱気がフィルムからあふれているのです。

最終回が楽しみですわ~