年末恒例オイラだけのための今年のベストCD発表~

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はい、満俺一致でSLTですわ。

というか、今年は「これっ!」というCDが他になかったのが正直なところ。なんでもかんでも震災の影響にしたくはないが、創作に関わる人たちが口をそろえて「今、こんなことしていていいのだろうか」と思ったらしいというのも一因と考えられます。

でも、音楽なり絵画なり演劇なり映画なり、もちろんアニメも、特にメッセージを込めなくても、「いつもどおり」「あなたらしい」仕事であれば、それは受け手にとってパワーになるんだということを、災害があったとか関係なく、ずっとそうだったということを、あらためて知って欲しいと思うのであります。

さて、CDでいうと、2011年のリリースに限定しなければ、おいら的には実は収穫のあった今年でした。

それは、安部潤。

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この2枚は、それぞれ2004年と2008年のリリースなので、今年のレコード大賞というわけには行きませんが、おいらのiPodでヘビーローテーションだった2枚なのです。

ジャズ・フュージョンですが、安部さんはポップス界でもプロデューサー/アレンジャーとしてひっぱりだこの腕利き音楽家。最初にその名前を耳にしたのは、伊東たけしさんのソロアルバム。そしてマリーンの最新盤。どちらも、アレンジのセンスが抜群にカッコイイ。そこで、阿部さんのソロアルバムを今年2枚とも買って聴いてみたら、まあこれが素晴らしいこと。

なんというか、大人なのだ。リズムのセンスも、深いのに重くない。イイ感じのタイミングでツボを突いてくる。ハーモニーやメロディのセンスも独特で、色彩感豊か。「歌心」とともに「絵心」も感じさせる音の見晴らしの良さ。

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2011年だと、安部さんがメンバーとして加わるバンド「Primitive Cool」も良かった。こちらはこれからヘビロテになりそうな予感。2011年の次点にしておきましょう。