年齢とともに寝起きに背中や首筋が痛くなることが多くなりまして、これは枕だな、ということで枕専門店で調べてもらったことがありました。

僕の体型や寝姿勢で、僕にあった枕とはどういうものか、診断してもらうわけです。

で、結果としては、僕の枕は高すぎたらしい。いや値段がじゃなくて高さがね。

それでおすすめの高さで枕を買ってみたらまあ低い低い。体感的には、こんなのでいいの? てな低さでしたが、実際にこれで背中の痛みはずいぶん軽減しました。

しかしながら、人間というものは与えられた環境に順応してしまうものらしい。枕を変えた直後はよくても、また首が痛くなり始めまして。一説によると、こうやって体が慣れていくと、正しい枕の高さは随時変わっていくらしい。こういうことを何度か繰り返していくウチに、ベストの枕のサイズや形が決まってくるのだとか。

ということで、いろいろ枕を試行錯誤……といってもそんなにしょっちゅう買い換えはできないので……ついには毛布を折って枕代わりに寝るというのが、僕の体には一番負担がかからないというところに落ち着いてしまいました。タオルで枕を作る、というネット情報も見かけましたが、僕にはタオルでは弾力性がなさすぎてやはり首が痛くなる。

高さ的には枕と呼べないくらいに低い。実質的に、首の下側だけ支えている感じ。ただし毛布ではサイズが大きすぎてベッドからはみ出す状態。毛布の柔らかさ、肌触りで、もう少し小さいものがあれば不格好にならないのに。

ということで、「ひざ掛け」を流用してみようと船橋のイトーヨーカドーあたりをうろうろしてみたところ、いいのがありました!

商品名としては「ハーフケット」というもので、文字どおり毛布の半分のサイズ。ひざ掛けよりは大きくて、100×140センチメートルなのですが、折り畳めば僕の枕には最適サイズになりました。

今のところこれが僕にはベスト枕。寝起きの体が楽です。まあ、また体が慣れてしまえばどうなるかわかりませんが。

しかしながら懸案事項もいくつか。サイズ、肌触り、柔らかさはベストですがなにせ毛布。夏場はどうなることやら(笑)。

そしてそもそも、このハーフケット、いわば子供のお昼寝用毛布とも言えるもので、柄がディズニーしかなかった!

プーさんとかミニーちゃんとかリトルグリーンモンスターとかある中で選んだのは定番のミッキーマウス。正直、恥ずかしいんですけど、色合いがセピア調で、子供っぽくないので妥協。

しばらくはこのミッキー毛布で枕のお試しです。