パスワードシリーズのキャラクター考察を書き始めたら、意外と長くなってしまいましたとさの高知のはりまや橋で

なお、情報源はパスワードシリーズ小説の他、「ことわざ慣用句四字熟語」掲載の4コマ漫画も含めました。

小海マコト(こうみ・まこと)

本編の主人公
牡羊座(4月生まれ?) A型
風浜市立旭小学校5年~風浜市立風浜第三中学校1年
3人家族
父:小海春樹
母:小海町子
得意科目:国語
特技:早風呂
趣味:ミステリーを読むこと
将来の夢:ミステリー作家、江戸川乱歩賞
自宅は風浜港近く目抜きの「地球儀通り」で評判のケーキ屋「ラ=メール洋菓子店」。父親はオーナーパティシエ。

以下、個人的解釈が混じるので、話半分で読んでくれたまえ

電子探偵団の他の子のような、突出した特技は持たず、学校の成績も「3ぞろい」(今でも5段階評価?)、運動も特に得意ではなく、とてつもない音痴。ルックスも「見ようによってはハンサム」という微妙な評価がたまにあるくらい。にもかかわらず、推理力では他の団員をしのぎ、ときに団長のネロも舌を巻くことがある。

もともと本好きだったが、小学3年生でシャーロック・ホームズに出会い、以来、ミステリー一辺倒で読みあさった。ミステリーの知識では他を圧倒する。自宅の本棚はミステリーであふれかえっており、収拾がつかないほどである。

父親のお下がりのパソコンでインターネットに出会い、そこで電子塾、およびその中でネロが開設した電子探偵団の存在を知る。電子探偵団の入団試験には、最初に合格した。

牡羊座で、小学6年の早い時期で12歳だったことから、4月生まれと思われる。つまり同学年である探偵団の中では最年長。そのせいか、あるいはその推理力ゆえか、子供たちの間ではリーダーシップを取ることが多い。そのことに本人は自覚的ではないよう。ただし中学生編では、飛鳥がリーダー的存在となる。

推理の才能はあったのだろうが、どちらかと言えば努力研鑽でその能力を得たと言って良い。昨今の風潮では「あらかじめ力を持っている(眠っている)」「選ばれし者」的なキャラクターが幅をきかせている中、どこにでもいる普通の少年が、やる気になればなりたいものになれるという話は、児童文学としても好ましく思う。

正義漢というより、理想的な探偵としてあろうとする矜持が行動原則に思える。臆病ではあるが逃げることはしない。また、こと推理に関しては強気であり、相手を圧倒する。

小5の段階で身長158センチとあったが、平均身長からすると大きすぎの気がする。148センチくらいか?

彼の周囲で彼の資質に注目している(数少ない)女性は、どういうわけかおしなべて美女・美少女である。が、いわゆる「リア充」にはほど遠く、むしろ女難の相が出ている。

本人はみずきに思いを寄せているが、なぜか彼の周囲はまどかとの仲を疑っている。特にマコトの母親はまどかをいたく気に入っており、勝手に息子の将来の伴侶に決めつけている。父親はマコトの本命にうすうす感づいているようだが。

一方でまどかに対して恋愛感情はないが、マコトを信頼し頼ることが多いまどかを気遣う姿は、兄貴分的である(このあたりは、まどか編で詳しく)。

みずきとの関係は、お互いの心の内まで知るにはほど遠く、互いに片想いのようなものである。このあたり、「マコみず」派をやきもきさせている(笑)

シャーロック・ホームズの親戚筋である少年探偵アイザック・ホームズとは、探偵としても、みずきをめぐる恋敵としてもライバルであり、互いを認め合っている。

お調子者で明るい両親は、レイをして「コミックスのようだ」といわしめるキャラクターで、マコトには悩みの種。だがマコトの明るくまっすぐな性格は、この両親あってとレイは認めている。

風浜第三中学では探偵部に所属。大真面目に探偵活動を展開しようという部活だが、依頼は一度も来たことがない。マコトは探偵部においても、1年生でありながら他の部員をしのぐようだ。

以下、続き更新するかも