前述したように、不具合の内容は、起動時にBIOSの段階で止まってしまう、運良く起動しても、しばらく使っているうちに勝手に再起動がかかってしまうというもの。EPSONDIRECTの見積もりは、「不具合の原因はハードディスクエラー。また、調査の過程でマザーボードの不具合も見つかった」とのことで、ハードディスクとマザーボードの交換を提案されました。
が、これも前に述べたように、BIOSで止まるのだからハードディスクエラーが原因というのは腑に落ちない。むしろ、マザーボードの故障により同じ現象が起こることもあるそうなので、マザーボードだけ交換したら直ってしまうというのも納得がいくのです。
とはいえ、結論から言えば、ハードディスクは交換しました。ご存知のように、ハードディスクは消耗部品。このパソコンは買ってから丸3年が経過しましたが、このタイミングでハードディスクを新調するのも悪くはない。プロの見積もりなんだし、いくら腑に落ちないからと言ってそれをスルーする理由もない。
なのですが、実際交換するとなると、結構いろいろありました。まず、ハードディスク容量は250GBなのですが、今時このサイズが売っていない(^-^;) 型番はサムスンのSP2504Cですが、既に製造終了で在庫なし。どうにか一番仕様が近いところで同じサムスンのHD252HJというものを見つけて2台購入。送料込みで7,000円くらいでしたので、価格もまあまあかな。
古いディスクをとっばずして2台を取り付け。この時点ではRAIDボリュームは構成されていません。HD革命BackUPをCD-ROMで起動し、外付けドライブにバックアップしたデータを復元。このとき2台のうち1台だけに復元しました。バックアップには4時間以上かかったのに、復元は2時間程度でした。
復元が終わったら再起動。このときはディスク1台で起動されます。無事起動を確認して、今度はRAID1の再構成。Intel Matrix Storage Consoleを立ち上げ、2台のディスクでRAID1の構成を指定。4時間ほどで無事終了して、再起動。これでおそらく元の環境に戻ったはずです。
後でわかったことですが、HD革命BackUPは、バックアップを元のハードディスクより大きいサイズのディスクに復元できるのですが、システムドライブだけは同じサイズじゃないとだめ、とWeb上に書いてあったのです。が、CD-ROMで起動した場合はこの限りではないそうです。つまり苦労して250GBのハードディスクを探さなくても、現在手に入りやすい500GBや1TBでも良かったのです。まあ、後の祭りですが。
しばらくはこの環境で様子見。やはり不調を抱えた部品を新品に交換したので、精神衛生上ははるかによろしい。一時はWindows 7の新しいパソコンに買い替えようか迷いましたが、やはり新しいOSは様子見したいしね。とかいってたぶん近いうちにアップグレードする気もしますが。
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