スペクタキュラー・スパイダーマン #26
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何らかのカタチでカメレオンが関わっていると思ったけど、なるほどね!
あ~あ、とうとうブラックキャットとも袂を分かつことに。というかもともと仲間ではなかったか。
フェリシア・ハーディのパパはベンおじさん殺害の犯人でした。その事を後悔しているパパキャットと、許せないピーター=スパイダーマン。ブラックキャットの逆ギレは逆恨みでしかないけど、犯罪の世界で生きる彼女にとっては尊敬できる父だったと言うことなのでしょう。
途中までパパキャットの顔を見せないから、どんな意外な人物なのかと思ったけど、正直ピーターの回想シーンで1回しか出ていない犯人の顔をどのくらいの視聴者が覚えていたのでしょうか? 疑問です。
真夏の夜の夢のお芝居に絡ませる演出は、このところの狙いすぎプロットの一連としてはぐったりするけど、非常にうまく作られていましたね。ホビーって初めてセリフもらったのかしら?という流れすら芝居と本編のメタ構造のようで、個人的には若干おなかいっぱい。
ドラマとしてもアクションエンターテインメントとしても今回は面白かった、ちょっとハリーの行動がよくわからないのが気になったけど、これはゴブリンがらみで話を誘導する手でしょう。ミステリオがロボットだったというのはもはや蛇足なのかどうか。
リズの心がピーターから離れていくのが手に取るようです。
今回キャラが多すぎて(ヴィランの数のことじゃなくて、JJJとかステイシー警部とか、それぞれにキャラ描写しているのが)見る側としては若干お疲れ気味。
この作品が単にヒーローものとして描くつもりが無いのはわかるんだけど、それでもやはりヒーローたるスパイダーマンがまったく報われることなく孤独になってゆくのには、日本的な作品に慣れた身には、ちょっとばかし感情移入できない。さかえさん個人としては。正しい正しくないを求めているのではなく、主役に感情移入できるようであればなあ。
モールトンマンって、かっこいい自転車か!
リズの兄マークの転落人生というか、自業自得なブラッキーさんのトホホ人生というか。やたらモンタナが怒るの何のって、セリフがいちいちもうひとつだったかなあ。
オープニングから大事件で始まるというのは、ドラマ的にはセオリーなんだけど、やたら回想にもどって話を進める展開はちょっと奇をてらいすぎだったかな。またしても技巧に酔ってるとしか。
グウェンは姿だけでなく性格もはじけちゃってませんか。キレイになった自分に自信を持ったと言うことでしょうか。あの髪型はサリーと紛らわしいせいか、近いうちにまた変わります。MJはMJで、恋愛ごっこから本気になりかけたところでマークがあんなことになっちゃって。ラストの演劇ではリズとともに痛みを知った感情がよく出てる~とか、作り手目線でこれまた奇をてらいすぎじゃないかしら。
だいたい、声を聞いて正体が誰かわかるってのは、この手の作品では反則だよな。じゃあなんでスパイダーマンはピーターだとわからないんだってことですよ。
なんか今回はあんまりピンと来ませんでした。ちょっと作り手の意思がかちすぎてて、本作品には珍しく脚本が良くない。
シーズン2もラスト2回、ブラックキャット話とグリーンゴブリン話で。
度重なる失態でビッグマンの信頼を失いかけてるハンマーヘッド。ついには自分で悪人を雇うことにしたビッグマンに焦る。ラストでエンフォーサーズを罠にはめるハンマーヘッドですが、アレはばれるんじゃねえの。
リズとグウェン・ステイシーの火花バチバチ。グウェン髪型が変わってきたなあ。もうすぐ変身しそう。
復帰以来、憑き物が落ちたようにこの世の春を謳歌していたハリーですが、ほころびが見え始めました。またしても暗黒面の甘い誘惑が。ほんまにダークなこの作品。
サリーたん、なにげにピーターを気にかけるあたり、ただの高慢娘ではありませんでした。アメリカンツンデレ
そして不正はゆるせないフラッシュに惚れた。だからスパイダーマンが好きなんだなコイツ。シンプルにヒロイズムを愛し、マッチョ全開な彼は良くも悪くもアメリカな市民なのでしょう。シャシャンもちょっと傾いてきたりなんかして。
警察官の間でも評価のわかれるスパイディ。「彼はたぶん善人だけど、悪人を勝手に裁くのはやりすぎ」って意見は警察官としてリアルだな。しかもそんな議論を普段から交わしてそうな雰囲気とか、実に細かい描写でうなる。
この作品の脚本はほんとアニメっぽくないなあ。いまどきのアメリカテレビドラマ(LOSTとかHEROESとか)のようだ。逆に言えば客を選ぶ作品だと思う。アニメだけど子供向けじゃないっていうのは洋の東西を問わず、ヘタすると「誰をターゲットにしてるの?」っていうマニア向けになっちゃう(俺のような?)。質が高いだけになおさら。
シルバーセーブルさん! こういうことですよおっぱい(すみません取り乱しました)
ギャング勢力争いになってきたスペクタキュラー・スパイダーマン。じんぎなきたたかいがはじまった! 新興勢力と旧勢力の戦い。そこでまたハンマーヘッドとシルバーセーブルのナンバー2同士の戦い、しかも元カレ元カノ。なんだこの痴話げんか。笑いました。
さらにはドク・オクトパスのスーパーヴィラン勢に、虎視眈々のオズボーンパパ。めんどくせえ
これにピーター痴情のもつれ(そんなことはないか)エピとかはさまって収拾つくのか?
つーか、リズ良い娘やなあ。スタッフは全キャラをどん底に落とす気なのか。
ライノはあんなバカだったっけ
30分番組とは思えぬほど(以下省略)。
ヴェノムの狂気ぶりは見ていて痛い。シンビオートのせいだけど、それだけじゃなくエディ自身の恨みがそうさせているのかも、と思わせてツライですわ。今回でエディは退場なのかなあ。シンビオートが生き残っているので、まだまだひっぱりそうではありますが。
群像劇としてのスペクタキュラー・スパイダーマンは、素晴らしいんだけど、ちょっと疲れる部分もある。キャラ一人一人がすごく濃く描き込まれているので、目が離せないし、それぞれの人間くささが重くなってくるんだよねえ。群像劇ってある程度「抜く」部分がないとツライと思った。特にシリーズものの場合。
遺伝子洗浄薬が効いてヴェノムは破れたわけですが、エディ自身は遺伝子に異常をきたしていたわけではないし、シンビオートもしかりだよね。何がどう効いたのだろう? エディとシンビオートをつなぎ合わせる部分が断ち切られたということなのかな?
今回もフラッシュがイイ役回りでした。シャシャンに思いが届くといいね。
コナーズ夫妻にもとばっちりが。それにしてもエディ、マーサ・コナーズさんに「経費節減うんぬん」のあたり、イヤミというか皮肉を込めているあたりが細かい。
MJは淫乱女優ということにしておこうか。
演劇仕立ての部分が今後重要になると。ふむ。
ヴェノム復活とコロネル・ジュピター登場! 後者は唐突感がありますがまあいいか。息子がヒーローになることに浮かれるJ.J.ジェイムソンさん。楽しい人です。
ピーターもシンビオートにふれているはずですが、胞子の影響は出ないのでしょうか。クモ遺伝子がイイ方向に働くとか(ものすごいご都合主義的ないいまわし)。
グウェンはダメです。
いつのまにやらスーパーパワーに取り憑かれた息子ジェイムソン。痛い、痛いです。使命感と正義感に満ちあふれる彼だからこその悲劇。こうしてパパジェイムソンさんはスパイダーマンへの憎しみを募らせていくのです。
さらに衝撃のラスト! スパイダーマン=ピーター・パーカーであることをバラすヴェノム。ええ~じゃあ自分がニセスパイダーマンであることをもバラしてるんだあ~(しらじらしく)
最近、ちょっと不調じゃないかなあ。
アクションは相変わらずすばらしい。サンドマンのけっこう子供に優しいとか、一般人の危機には人命救助しちゃうとかは良かった。
あと、今回絵がエロっちかった。サリーとかMJとか。
ハリーとかエディとか復活と将来の不安めいたものも描いてたし。
けどなあ、なんというか、進歩がない感じがする。スペクタキュラー・スパイダーマンらしさ、脚本のクォリティとか、人間の描かれ方とか、そういったものが高いレベルであることはすばらしいんだけど、見る側はちょっと飽きてきたかもしれない。カタルシスが感じられない。贅沢な望みではあるんだけど。
ヒーローは日常的には報われないとか、青春残酷物語的な切り口は良いと思うんですよ。一方でもうちょっと、ワクワクする感じとか、あー次回も楽しみだなあとかの高揚感がもうひとつじゃないかな。