自分探しというものが大っ嫌いな僕ですが(笑)

探した結果の自分が受け入れられる自分とは限らないし、もし望んだような自分だったとしてもそこで人生が終わるわけじゃ無い。自分はなんのために生まれてきたのかなんて、そんなもん決まっているわけが無い。強いて言えば生まれてきた理由なんて無い。

本当の自分を探すなどと現実逃避の甘えを言う前に、なりたい自分を追い求める方がよっぽどいい。

自分がこう考えるようになった原因はたぶん、子供の頃、ぜんそく持ちで苦しい時期があったからかも知れません。物心ついた頃から小児ぜんそくだった僕は、発作を起こすと、それこそ寝ても起きても苦しいし、ほんとうに死ぬんじゃないかと大げさで無く思ったものです。

しかも大学時代、同級生がぜんそくの発作で急死するということがあり、「生きてるだけでとりあえずラッキー」と思えるようになったのでしょう。

中学生くらいの頃に発作も起きなくなり、ぜんそくの症状は全く出なくなったのですが、当時の苦しさだけは記憶に焼き付いています。ほんとにもう、生きてるだけで丸儲け。自分探しとか、余裕がある人はいいよなあ。

中学時代に「エンジニアと呼ばれる仕事に就きたい」と思い、そのための勉強をし、学校を選んで、最終的にエンジニアの端くれになった自負もあります。自分を探す前に目標を追っかけてきたと。まあ、その後色々あったりリストラされたり(笑)、自慢出来る人生とは言いがたいかも知れませんが、いまのところ悔いはありませんし。