WincloneというシェアウェアでBOOTCAMP領域をバックアップし、HDDをSSDに入れ替えて書き戻す、と一言で言うと簡単そうですが、BOOTCAMP専用HDDの場合うまくいくのか、Parallelsで呼び出したときにうまくいくのか、などなど、やってみないとうまくできるか心配なのです。
Parallelsの仮想マシンに移行してBootCamp領域を削除する
ParallelsでBOOTCAMPパーティションをインポートし、完全な仮想PCをMac OS Xシステム上に作ってしまうのです。これなら交換した1台目SSD上で動くので、BOOTCAMPパーティション、つまり2台目ドライブそのものが不要になる。2台目を外してしまえば省電力にもなる。
つまりこういうことです。現状は仮想PCとはいえ、HDD上のBOOTCAMP領域を直接呼び出している、いわば半・仮想PC。Parallelsはこれを完全な仮想PCに変換して、SSDに交換したMac OS X上で稼働できるのです。
そもそも本来のBOOTCAMPとしてWindowsを起動することはなくなっていました。有名な話ですが、マイクロソフトのポリシーでは、仮想PCでのWindowsライセンスは仮想PC1台ごとに必要とされる。つまりBOOTCAMPで起動するWindowsと、ParalelsでBOOTCAMP領域を呼び出す仮想PCとでそれぞれ1つずつWindowsライセンスが必要となる。同時に2つ使用することは技術上出来ないので、ライセンス1つで良いじゃないかと思うんですけどね。ともあれ、BOOTCAMPでの起動はもうすることはないので、インポートしてしまえばBOOTCAMPパーティションは無くなっても問題ないはず。今までそうしなかったのは「今までのやり方で問題なく使えているから」という消極的理由(笑)
BOOTCAMPインポート、いいことだらけじゃないか!
ただし懸案もあります。1台目も2台目もHDDは500GBを使用していました。合計1TBです。この内、1台目をこの度750GBのSSDに交換しました。MacもWinもこの1台でまかなうとすると、容量的にはむしろ少なくなる。ドライブ容量に余裕を持たせようと750GBに交換したのに、というわけです。BOOTCAMPインポートを最初から想定していれば、SSDを1TBくらいにすべきだったな、と。
しかしここで考えた。もともと、Mac OS X側もWindows側も、ドライブ使用量は現状でも各々150~170GB程度、半分も使用していないのです。しかも、最近はドライブを食う使い方はしなくなった。CDをあまり買わなくなり、Apple Musicでまかなうようになると、音楽データはむしろiPhone上にしかなく、Macではほとんどダウンロードしない。僕はMacで音楽再生することはあまりしないのです。なんならiCloudに音楽ファイルはアップされているので、Mac上からは削除してしまってもいい。Mac上で再生することがあったとしても、iCloudからストリーム再生で引っ張ればいい。
Windows側のファイルにしても、ここ最近は整理していないので、無駄なゴミがたまっている可能性があるし、例えば画像ファイル(デジカメ写真など)はノートPCとシンクロさせているので、いっそノート上だけで管理してデスクトップからは削除してしまう手もある。
2台のドライブを1台にまとめることにもなるので、うまく最適化して容量を稼ぐこともありえるかも。
それに、2台目ドライブを増設するしくみ自体はすでにMac mini内部に作ってあるのですから、どうしてもドライブ容量が足りなくなったら、改めて増設してもいい。その頃にはSSDの価格もさらに安くなっている可能性があるし、そもそもその頃には、現時点で4年近く使っている今のMacを買い換える時期なのかもしれない。
なんだか自分に都合のいい理屈ばかり並べている気がしますが(笑)、正直やりたいことをやるのに背中を押す理論武装は不可欠(謎)。
ということで、BOOTCAMPインポート計画、(今のところ)正解でした。結局、投資額は750GBのSSD1台のみで済んだし、失敗しても元に戻せる(はず)。懸案のドライブ使用量は約340GB、SSDの半分近くになってしまいましたが、今はメリットばかりが体感出来てテンション上がり中(苦笑)
しばらくはBOOTCAMPも残して様子を見ながら、これでいけるならBOOTCAMPを削除して2台目HDDを外してしまいましょう。
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