事業仕分けに対する批判に違和感を感じることがある。

今の事業仕分けのやり方あり方がいいのか、というと疑問がない訳じゃない。けど、簡単に言えば、「そんなにお金がないんだから、使い道に優先順位をつけよう」と言う風に考えれば、至極当たり前、一般家庭ではフツーにやってることだよね。

となると、その優先順位付けが仕分けであり、ようは「この使い道がどう大事なのか」というアピールをうまくすることが重要なのであり、いわゆる官僚たちがプレゼン下手であることを露見しちゃってる、そこが面白かったりするわけですよ。

違和感を感じるのは、そこでうまくプレゼンできない人たちが、逆ギレして事業仕分けそのものを批判していることにある。「このお金はカットできないなー」と政府に思わせる上手なプレゼンをやればいいっつーこと。逆ギレはみっともない。

この話を聞くと、「授業中に学生が居眠りすることを怒る大学教授は日本だけだ」というのを思い出す。海外では、「オレの授業って居眠りするくらいつまんないのね」と落ち込んだり反省したりするのだそうです。いや、それもどうかと思うけど(海外も日本も)、わからない話ではない。日本人はとかくプレゼン下手と言われます。事業仕分け騒ぎでもそれはあらわになっちゃった感じ。