http://www.cyzo.com/2008/07/post_735.html

↑↑↑ まあ、日刊サイゾーなので寛大なキモチで読んで欲しいのですが。

これを読んでさかえさん違うこと考えてしまいました。ここへきてテレビ、というか地上波のステイタスってどんなものかとね。

 

個人的には地上波はテレ東の経済番組か一部のバラエティしか見なくなってしまったし、もっぱらスカパーを見ていることが多い。だから不思議なのは、いまだにアバターとかルビー・グルームとか、面白い海外アニメやなんかが話題になると、「地上波でやって!」という声が上がること。もちろん有料であることや地理的制約のあるCS放送だから、と言う理由で「地上波で」という意見もあるのだろうけど、おそらくは地上波テレビのステイタスというものが根強くあって、地上波で流す=有名になる・価値が高まる・コミュニティが広まる等々、一段グレードが上がる的な見方が強まるのでしょう。

でも、今の地上波にそれほどの価値があるのか? 上記の記事を読んでその事に気づかされてしまったのでした。例えば、今どき「有名デパートで扱っているから」と言う理由だけで、その商品価値を高いものと判断するでしょうか? それに近いことを感じてしまったのです。

よく地上波はタダだからという人がいるけれど、テレビ局にしてみれば地上波で流すということは広告収入と無縁ではいられないわけで、つまり広告代理店の影響力なくして地上波は成立しないわけで、そうなると純粋に作品の価値云々だけでないコマーシャリズムが求められる、何の代償も払わないで良いわけではない・・・そうまでして「好きな作品が地上波で放映される」ことに価値があるのかと言えば、ちょっと考えてしまう。現に地上波のアニメがどんなものか、キツイ言い方になりますが、商品タイアップ(特に小学館やバンダイ)か、DVDセールスに直結する深夜の萌え系・マニア系ラインアップばかりが目立ちませんか? それは今に始まったことじゃない、とお思いかも知れませんが、今ほどマーケティングリサーチのアウトプットを感じさせる風潮は無いんじゃないかな。

ま、もともとおいらは、自分が気に入ったものは他人がどう評価しようとしまいと気にしないし、それが末永く見られる環境にするには、どのような「応援」をしたらいいのか考え実行する、というスタンスだから、地上波で放映することにさほどこだわりは無かったからこんなこと書くのですがね。もちろん自分の好きな作品を、他にも多くの人が支持してくれればうれしいのだけど、それ自体が目的ではないですから。

地上は地上でも地に落ちている地上波(うまいこといったつもり)