Parallels Desktop 仮想マシンでWindows 8.1 アップグレード
PC, アップル, エレクトロニクス 3月 21st, 2014 at 18:29:34備忘録的に書いておきます。
うちのメインPCは、2011年のMac miniにParallels DesktopでBootcamp領域のWindowsを呼び出してるんですが、これをWindows 8から8.1にアップグレードしようとして、長らくできなかったんですね。
最初はWindows 7を入れてあって、アップグレードでWindows 8に上げたものだったので、8.1に上げるのもWindowsストアから普通にできるものと思ってたのですが。どうもWindows 8でいろいろ環境って変更になってるらしく、仮想マシンからストア経由で、と言うのができなかった。
具体的には、下記のメッセージが出て、アップグレードが中断してしまうのです。
「Mac OS Xにより、ゲストOSは物理ハードディスク上のブートローダを変更できませんでした。ゲストOSは物理ハードディスクのブートレコード領域の修正を試みました。セキュリティ上の理由で、この操作はMac OS Xによってブロックされました。変更内容は仮想マシン構成に保存されますが、物理ハードディスクには保存されません。」
そこでParallelsカスタマーサポートで質問してアドバイスを仰ぎました。カスタマーサポートは非常に丁寧な対応で好感が持てましたね、うん。
結果としては一応成功。カスタマーサポートのアドバイスとは、Bootcamp領域のWindowsアップグレードは、仮想マシン上では無く、Bootcampで起動してから実行する方が良い、というもの。でも、マイクロソフトのポリシーで、仮想マシンのWindowsと、Bootcamp上のWindowsは、同じパーティションに存在するものでも、ライセンスは個別に必要(つまり2つ必要)、と言うものなので、できればBootcampで起動はしたくなかったのだけど、背に腹は替えられずやってみました。
ところが、BootcampでWindows 8を起動すると、下記メッセージが出て起動できず。
KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE
USBの周辺機器など、外してみても同じ。というわけでWindowsアップグレードはお手上げ状態だったのです。
ところが、あるミスに気付いて。
うちのMac miniには、Thunderboltの外付けHDDを接続していたのですが、これを外して試してみることを忘れていた。
Thunderboltを外してみたら、これがビンゴ! Bootcamp上でのWindowsストア経由の8.1アップグレードに成功!
ただしこのやり方、問題が無いわけじゃ無い。
Bootcamp上でWindowsアップグレードしたせいなのか、同じ領域を今までのParallels仮想マシンで起動しても、できない!
と言うわけで、仮想マシンを新しく作り直すことに。これによって、Parallels DesktopにてBootcamp領域のWindows 8.1をめでたく起動可能に。
で、当然ながら、仮想マシンを新しく作ることは、PCを新しく作ることに等しい、と言うわけで、WindowsとOfficeは、認証のやり直しが必要に。
これもオンラインでは上手くいかないので、マイクロソフトサポートに電話して再認証してもらうことに。「仮想マシンを作り直した」と正直に言えばOKしてもらえました。
仮想マシンが新規なので、色々と設定からやり直す羽目に……
長らくPCを使っている人間の実感としては、トラブルとはハードウェア由来がほとんどで、実はOS自体が原因のトラブルは極めて少ない、と経験しているので、仮想マシンというチョイスにしてみたのだけど、仮想マシンは仮想マシンで、すんなりいかないことも多いと知ったのでした。
同じトラブルで困っている人の参考になれれば幸いです。