なぜ赤いゴルフヴァリアントに乗ることになったのか。

フォルクスワーゲンのディーラーに赴いたのは9月のことでした。いろいろタイミングや予算の確保やらあってこの時期になったのです。

ご存知の方もいるでしょうが、フォルクスワーゲンは今年の10月に価格改定、ぶっちゃけ値上げを行いました。これは10月登録の車両から反映するのですが、9月の段階で新車登録は10月になる、つまり値上げ後の価格で買うことになることは覚悟していました。

9月の時点で、納車は早くても来年1月になるとのこと。世間の半導体不足で、今時の自動車はどこもタマ不足、減産も入っているというニュースはよく耳にします。トヨタの新型ランクルなど、グレードによっては5年待ちだとか。納車の頃にはマイナーチェンジしてるんじゃないか。

個人的には、クルマはブルー系や黒系が好きで、前のゴルフVヴァリアントは紺、その前のシビックはガンメタルでした。赤は、そもそも嫌いというほどではないが苦手な色で、少なくとも赤いクルマというのは趣味ではありませんでした。

が、実は身の回りの物や、着る物などは赤系を選んでいました。これは「苦手な色を身につけると運気が上がる」という話を聞いたからです。では運気は上がったのかというとそんなことは特になく。それでも、母が生前に「あんたが赤を着ていると人混みで見つけやすい」と言うので、赤系を身につけるのは習慣化していました。

でも、クルマだけは赤は選ばなかった。

ところが、ディーラーでゴルフVIIIヴァリアントの注文をしていたら、「ほぼ同じグレードとオプションで、ディーラー在庫車がある」とのこと。それはつまり、9月登録が可能で、値上げ前の価格で買えるということを意味します。

ただし、こちらの注文と唯一異なるのが、色が赤(キングズレッドメタリック)ということ。個人的には紺(アトランティックブルーメタリック)にしたかったのですが…

とはいえ、「巡り合わせ」に乗っかるのが私の流儀。ここで赤いディーラー在庫に出会ったのも何かの縁。車が売れない時代、半導体不足で苦戦するディーラー、長い付き合いの営業さんの助けにもなるし、こちらの予算も想定より抑えられるし、いいか! ということで、赤のディーラー在庫にしたのです。

現物を見たら、ちょっとイメージした赤とは違ったのですが、嫌いなタイプの赤じゃない。100パーセント満足とはいかないけれども、不満というほどもない、そういう選択になりました。

気になるのが、身の回りに赤系が多い私が、クルマも赤になると、ほんとあいつ赤ばっかりだな! という見え方なので、着る物の色味などを変えていこうかな、と思っている次第であります。