しばらく見ていなかった仮面ライダーを見ている。ディケイド面白い!

http://www.tv-asahi.co.jp/decade/

なんといっても脚本の會川昇さんが上手い。ディケイドは基本的に2話完結で、あまり盛りだくさんな仕掛けは作りにくいのだが、とにかくシンプルでかつ見応えは失わない。この人の脚本は海外ドラマっぽいなあ、と思うことが多いのだ。無駄なシーンを廃して必要最小限の表現で展開のテンポを作る方法論とか。一方で日本的なウェットなドラマ作りも盛り込むし、実にプロフェッショナルな脚本だと思う。最初にそう思ったのは「ヒヲウ戦記」だったなあ。

まあ、主人公が「何もかもわかってる」っぽいキャラなのはご都合主義かもしれないが、ディケイドが「仮面ライダーは秋から新シリーズ開始のスケジュールに変える」方針のために「つなぎで作られた」作品であることを考えると、しょうがないかなと思う。ライダーや怪人は使い回しが多いのでコストはかかってないなあ、とも見える。

つなぎのシリーズなんだけど、その割り切りがおもしろさにつながってるという点では、ウルトラマンマックスにも通じるなあ。