本国ではシーズン2で打ち切りとなったらしいターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズですが、さにあらんという感じですな。

シーズン1で高視聴率だったのは、ターミネーターという人気タイトルの続編であり、イケメンになったジョン・コナーや、よりりりしく美しく強くなったサラ、そして美少女ターミネーターが味方につくという、いわば萌え要素(笑)があったからだと思うのね。アクションドンパチも満載だし、SF的要素も燃えるし。もともとT1からしてB級アクションだったシリーズですから、これでいいじゃんてなもんで。

まあそれがシーズン2になって欲が出てきたのか、ドラマや哲学的要素を深め過ぎちゃったんじゃねえの、というのがおいらの意見です。もすこしユーモアも欲しいし、凄惨な展開ばかりでは長いシリーズはツライです。とくに主人公サイドにもう少し爽快感、カタルシスが欲しいな。T1、T2がそうだったけど、最後は主人公が勝つ!と言う盛り上がりがあってこその哲学テーマだと思うのです。テレビ的には。

つまり見た目のキャッチーさの奥に潜む哲学を読み取らせてこそであって、テーマ性をこれ見よがしに前面に出してくるのは、ちょっとちがうかなあとね。