http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20100311_353875.html

こんばんは、おいらってMacにきびしいかしら?のさかえさんですよ。

リンクは相変わらずMacに甘いIT系Web記事なのだが、これを読んでもいっこうにマイクロソフト優位の状況が揺るがないように思うのはおいらだけなのだろうか。

つまり「Mac上でもWindowsが使えるしOfficeも使える」と書いてあるように見えるので、マイクロソフトとしては自社製品が売れて、良いことのように思ったのですが。つまりMacのシェアが増えても、マイクロソフトの市場が奪われるわけではない。

アップルにとって最良のシナリオとしては、Windowsを捨ててもらうことなんだろうけど、Windowsが動くMacが増えたところで、そこからWindowsを捨ててもらうストーリーが見えてこない。

あおぞら銀行だったと思うけど、基幹システムとしてMacを大量導入した話もあったが、その後はどうなったかは聞かないし、あおぞら銀行自身が新生銀行と合併して無くなるとか、合併はご破算になったとかいろいろ聞くし、どうなんだかなあ。

個人レベルではWindowsからMacへの移行はじゅうぶん考えられる。でも今売れているPCの大半は企業ユースのはず。企業がMacを導入して自分たちでアップグレード版でもない通常版WindowsとOfficeを購入して一斉にインストールする、というめんどくさい流れが、ほんとにあり得ることなのか。アップル自身がMacにWindowsやOfficeをプリインストールするなんて考えられないし。

教育の現場ではMacが多いという話だけど、「社会に出たらWindowsが圧倒的に多いので、Windowsを教えてもらわないと困る」という意見も聞くとかいうし。

まあ、最近の企業の基幹システムはWebベースのものが増えてきたからねえ。Mac版Officeの次期バージョンではいよいよOutlookが組み込まれ、よりExchangeとの親和性も増すというから、Macでもいけるという話は無いではないけど。

Macは購入時に必要なソフトが全部入っているといってるみたいだけど、Windowsがそれやると「抱き合わせ」っていわれるのに何でMacはいいのかとか、そのせいか知らないが日本製の優れたMac用ワープロソフトはどんどん撤退しちゃって壊滅状態だとか、Macがどんだけ売れてもアップルの一人勝ちが進むだけで業界的には不健全なんじゃないのとか、いろいろ考えるんだけどな、おいら。