まもなくTV業界も春の改変期。好きでよく見ていた番組が終わるのは寂しいものです。

NHK-BSの「熱中時間 忙中趣味あり」は、かなーりコアな趣味人たちの、驚きの趣味どっぷり生活ぶりを取り上げた番組で、すごく好きでした。下手するとオタク的ともいえる趣味人たちを奇異の目で見る取り上げ方になってしまいそうなんだけど、ちゃんと愛情を持って、むしろ趣味人たちの人間ドラマにスポットを当てた描き方で実にすばらしかった。特に藤岡弘の熱中人探訪は良かったです。藤岡弘は趣味人たちの時に常識はずれな熱中ぶり(コレクションで実家が埋め尽くされてしまい、家族ともども寝起きは安アパートとか)を笑いものにしたりすることは決して無く、その人その人の生きざま、没頭ぶりに敬意を表し、賛辞してやまないのです。藤岡弘って絶対に人をあしざまにののしったり批判めいたことをいわないししないし、否定しない。近頃の若いものとか世間にグチったりしないで、行動で示すからすごいんだよなあ。

テレビ東京の「激走!GT」も終わっちゃうんですね。スーパーGTの情報番組として優れていたし、レースだけ観戦していたのではわからない、チームの動きとか裏方の戦いとか、まさに人間ドラマとしてのモータースポーツを取り上げていて、見応えがあった。まったく惜しい限り。不定期特番でもいいから何らかの形で継続してほしいところ。