今回、エピソード的には恋愛ネタでゆる~いと思っていたら・・・とんでもないハードボイルドでした!

痴話ゲンカはシーズン1でもあったし、正直そんなに面白い展開ではないし、授業中にコソコソ話して教師ににらまれるデコスケ達のうかつぶりは成長なし。途中の展開はうんざりだったんだけど。

ザナに支配されたアイリータ。こんなに簡単ならザナ苦労しねえだろ、と内心つっこみつつ、悪アイリータにぞくぞく。嶋村さんの好演が光るのう。

それにしてもラストですよ。ウーリックもオッドも手が出せない状況で、操られるアイリータ自身がスキフォゾアに記憶を奪われんとするとき、ジェレミーが出した結論は「アイリータを撃て!」

ザナ自身、記憶を奪うまではアイリータに死なれては困る。つまりアイリータを人質にしてるわけですよ! これをジェレミーが立てた作戦だと言うことにしびれる。ウーリックあたりでさえ言いそうで言わない言えないことを、ジェレミーが言うところがすごい。そしてとまどいながらもレーザーアローをアイリータに撃ちこむオッド。アメリカならテレビコード的にダメだろうという「味方撃ち」。アメリカでもそのままオンエアされたのか気になるなあ。

毎回この作戦でいいじゃん、とか言っちゃいけません。

ま、最後に時間戻しすれば校長に言い訳なんてしなくて良いだろうに、というユルさはともかく、フランスっぽいなあと思った、フィルムノワールのような一編でした。

ところで、デコスケたちのシシーいじりは、決して良い子ちゃんではないやつらなら良くても、アイリータには一緒になってやって欲しくないなあ。アイリータは腹黒じゃだめです。