lineup_trendline_001.jpg

1.4リッター・シングルチャージャーTSIのゴルフ登場ですよ。

いまどきのフォルクスワーゲンの勢いとノリを感じさせます。ゴルフEに代わるローエンド、エントリークラスとなる車格でありながら、TSI、7段DSGという先端テクノロジーをのせて、安っぽさや貧乏くささのかけらもない。あえてローエンドを選ぶ理由づけをしっかりと持たせている。そこがすごい。

レビュー記事を読む限りでは、1.4リッターというベースエンジンのコンパクトさ、軽さ、フリクションの少なさで、ラクに吹けあがるエンジン感覚がよさげ。7段という多段ギアながら、乾式、つまりオイルを使わないぶん軽量なギアボックスも、エコとモビリティの両面でメリット大。

ヴァリアントのようにボディが大きくなく重くないハッチバックなら、パワー、トルクともこれで十分と思わせます。

ドイツではゴルフにはこの下にさらに「ノンターボの1.4リッター」という究極のローエンドがありますが、日本のように渋滞が多く、信号ストップ&ゴーが多い道路事情ではトルクが心許ない。その意味でトレンドラインは「パワーを欲張らない、ちょうどいい」動力性能といえそうです。赤いトレンドラインなんか乗りこなした日にゃ、知的なイメージすら感じられそう。機会があれば試乗したいなあ。

http://www.volkswagen.co.jp/