読売新聞の記事「死刑執行、落選法相続投への批判かわす狙い?」には、正直背筋が寒くなった。このように報じられることは、非常にゆゆしき問題を含んでいると思う。

これ(批判をかわす狙い)が事実と裏付けられているのならまだしも、裏がちゃんと取られていないとしたら大変なことだ。死刑執行、すなわち人の命を政治的駆け引きのために使ったと読売は言っているのだろうか? そして仮にこれが事実と立証されたとすると、こんどはその「見方」を出したという「野党など」のなにがしかの責任問題は、決して軽くないのではないか。

いずれにせよこの記事にともなう責任はうやむやにすべきではない。読売新聞は事実関係を説明してもらいたい。

先に言っておくが、言論はいつの世も自由でなければならない。だが言論に伴う責任からは逃れられない。自由と責任は別問題だ。