MLBアメリカンリーグ東地区で、ニューヨーク・ヤンキースと激しく1位争い中のタンパベイ・レイズ。マーリンズと同じくフロリダ州(セントピータースバーグ)に位置するメジャー球団です。まあ、東地区は他地区より勝率が良いので、たとえ地区優勝できなくても、ワイルドカードでディヴィジョンファイナルには出られるでしょう。

本拠地球場はトロピカーナ・フィールド。いまではすっかり時代遅れになった、屋根付き人工芝球場です。

で、ごたぶんに漏れずここも新球場を作ろうって話が出ていて、まだ決定じゃないけど場所探しやレンダリングスケッチが出ています。これがこれでまたカッコイイ!

暑さとスコールをさけるため屋根付きにする球場は多いですが、ここはあれですよ、帆みたいな巨大タープ! もちろん天然芝で、タープは開閉可能です。

開放感が屋根無し球場なみでしょうね。むこうは発想のスケールが違うわ。

つくるとしたらこの辺であろうという場所。手前のグラウンドを潰して、湾を少し埋め立ててと言う計画らしい。グラウンドの向きも変わっちゃいます。奥の方に見える白いクッキーカッター型スタジアムが現在のトロピカーナフィールド。

うわー千葉マリンもこんな風にならないかなーでもあそこは強風がすごいから無理っぽいなー

ちなみにMLBでは、新球場を作る予算(の一部)は、その地方の公的資金から出ます。セントピータースバーグでも、「コレ作るとしたら増税しますよ」という話で、向こうの人はそれでもいいから新しい球場作ってー、という風潮らしい。巨人の本拠地球場をつくるから都民税を増税しますよ、といって都民は納得するでしょうか(東京に関係なく、どの都市でも言えること)。まあ、アメリカでは野球場というと「野球を見せる興業施設」というよりも「野球見ながら家族・仲間ですごす公園」みたいな感覚なので、公共施設的なもんなのでしょうね。日本だと美術館や動物園みたいな。