最終回だった訳ではなく、オレ的にはもう十分ですという意味で。いやこの一本でショートフィルムの完結作でもよろしくてよ? Cartoon Cartoonみたいな。

パンティ&ストッキングwithガーターベルト見ました。

ガイナックス作品って、おいらにはどれも同じに見えるんですよ。「どこかで見たようなナニカ」をスクラップ&ビルドして今風にしたと。この「今風」というところがミソで、確かに斬新な映像表現とかテンポとかで見せてくれるんだけど、一回見ればもう十分なんですよ。エヴァ見たときでさえそう思った。昭和のマテリアルを平成の味付けでリフォームしたっつーか。例外は王立宇宙軍で、あれは映画らしい映画として良かった。

今回もAパート見ただけでハイわかりましたハイもういいですってトコなんですけど、一応最後までは見ました。何がしたいのかわからないんだよなあ・・・テンション高いというかキレた映像はフリクリでもグレンラガンでも見たし、さほど目新しくもない。メダロットの今石演出を初めて見たときはスゲエと思ったなあ。あれから10年もたってるんですけどね。

作画の美麗さは今となっては普通になってきた。というか日本のアニメーターのハイレベルさは神がかってさえいるのだけど、それが普通というのはきびしい言い方と思いつつ、特筆することもなくなってきた。まあ、夜中にテレビつけたときにウッカリ映っちゃう「絵だけキレイ」なアニメとは違うセンスはあるのだけれど。余談ですが夜中にテレビつけたときにウッカリ映っちゃう「絵だけキレイ」なアニメですら、キレイだがセンスの悪い絵に辟易することがあるのはワタシだけですか。

爆発シーンだけ実写ってとこもガイナ的。そのうち劇メーションとかやったとしても少しも驚かない。パペットかクレイアニメだとしても。

いいなあと思ったのは、デジタル全盛のご時世にあってアナログ臭さを狙った映像処理かな。いい意味のこだわりを感じた。

日本のアニメ界っていまどうなんでしょう? おいら的には、秋葉原とその地下にインターネットでつながったバーチャル秋葉原が存在していて、そこだけで盛り上がる感じがしているのですが。