タクシーに乗ることなど滅多にないんだけど、タクシーが嫌いです。

数年前はそうでもなかったけど、今はひどい。何がって、タクシーの質が落ちている。運転手は態度悪いし、運転も荒い、というか運転技術が低い。マナーも悪い。おまけに車内が汚くてくさい。良いこと無しです。

昔はそうでもありませんでした。もちろん今でも良い運転手さんはいますが、「当たり」を引くことがまれです。明らかにここ数年、タクシーの質は落ちました。

タクシー業界のドキュメンタリーをテレビで見たことがあります。不景気でリストラ・就職難時代でも、タクシー業界だけは広く人材を募っていました。今は増えすぎて仙台のように新規参入をストップしているらしいですが、乱発した弊害でしょう。

職を失った人がタクシー運転手に転身するケースが多かったみたいです。なので改めてタクシー運転手として教育を施されるわけですが、これがひどかった。もちろん客の命を預かる立場なので、自ずと教育も厳しくなるのは当然としても、それとは違うレベルでひどかった。「厳しい」と言うより「恫喝」に近い。

一番気にくわなかったのは、運転席の後ろの席に陣取った教官が、運転手を激しく罵倒しながらシートバックを蹴ったのです。これは許せなかった。プロとして自分の道具、仕事場を汚すものはロクなもんじゃありません。ましてや土足で蹴るなんてのはもってのほか。

というわけで僕はタクシーが嫌いなのです。