出だしはいきなりのベン達のピンチですが、おいらの考えとしては、別に#44からの続編というわけではなく、「状況」から始まっているだけではないでしょうか。

#26から間が飛んでいるけど、そんなことは何の問題もない。それがベン10。新しいフォームが出ていようと(ケロッグの虎みたいなの)、じいちゃんが存在しようと、その間に何かがあったのでしょうね、という程度でしかない。

興味深かったのは、無印ベン10への回帰をはかっていると見られることですね。ヴィルガクス再登場もしかり、ケビンのあの姿は(恐らく#27以降のエピソードで描かれている可能性)無印時代のケビン11をなぞっていると思われる。グウェンが再び魔法の本を手にするのもそうだし。

笑ったのは作中メタ表現だろうけど、スモウスラマーになぞらえて「オリジナルの5年後のエピソードなんだけど、悪役がヒーローとチーム組んでて、そんなのありえない」。あれかな、さぞかしエイリアンフォースでの改訂が不評で、さんざん叩かれたとか何とかあったのかな。自虐ネタにしか見えない。ということでこのさい無印ベン10の雰囲気に戻してみて、かつエイリアンフォースの要素も組み込んでアルティメット・エイリアンにつなげるという宣言なのか。

自信過剰気味な15歳ベンに無印時代のワルガキぶりが戻ったともいえそうで、ストーリーがどうとかよりも、シリーズの改編を絵で見せられているような感じでした。

アルティマトリックスの紹介と説明も組み込んであったし、アルティメットエイリアンの#2まで含めてパイロット版と言えそうですね。