う~む、これはどうだろう。なんか面白くないぞ?

ヴィルガクス復活!って、イベント的にも盛り上げるとこだし、そこはかとなく感じる「無印回帰」で、ややテコ入れ的なエピソードではあるんだけど・・・先に#46、47を見ちゃってると言うことを差し引いても、こうワクワクさせる要素が薄い気がするんですよ。

ベンの慢心パターンというのも、これまた先に見てしまっているアルティメット・エイリアン冒頭部と変わりがないし、つまりありがち。シリーズが長くなってしまうといわゆるインフレ化が起こるので、それを避けるにはキャラクターが成長してはいけないという、ポケモンのサトシかお前(暴言)という状況になってくるわけですよ。

そうなると逆にベンに感情移入できない。無印時代のベン・テニスンは、自分勝手でわがままではあったけど、それこそが同世代の子供たちが共感できる部分だったんですよ。欲しい物は欲しいとか、面倒なことは嫌いとか、それをことさら教条的にならずに、かといって野放しにもせずにベンを成長させてきた無印シリーズ。その続編であるからこそ難しいとは言えるのだけど、主人公への共感や感情移入はおろそかにしてはいけないんじゃないか。

こうなると、至極まっとうなことを言ってるはずのグウェンが、ただうるさいだけに見えてしまうのもツライ。つまりグウェンも成長していないのだ。やっぱり無印のマックスじいちゃんの存在は重要だったんだな。

ただし、それに変わる「ベンの十字架」が今回ラストの展開だろうと、意図することはわかるんだけど、だとしたら今回のエピソードを前・後編にするのはうまくないと思う。

厳しいことを書きましたが、もちろん次回以降も見ますよ。