なんか新シリーズになってから厳しいことばかり書いているので、たまには気分を変えて、もっと厳しいことを(ツッコんでね)。

まあグレムリンですよね。う○こネタで子供を喜ばせようというのなら安易すぎて何もないんですが、そこまで言いますまい。

グウェンとケビンのラブラブネタも、本筋と絡まない分だけムリヤリ突っ込みました感がありありで、ちょっとノれない。

で、エピソード本筋の方も、説明が多すぎてこれまたいまいち。17年に一度、ポップコーンを食べに地球のとある街ウォルトンに来るエイリアン学生旅行、彼らは肉を食べたら先祖返りして猛獣化します。ポップコーンを食べたら黄金のフンをして街の財政が潤いますが、欲張った市長がエイリアンの一人を拉致し、肉を食わせたところウラニウムのフンをしてしまう事態に。ああそうですか。おわり。

危機感のあおり方がうまくない。で、解決方法も「シリコンを食べたらおなかを壊す」と聞いて、ベンはエコーエコーに変身して自らを食わせる。えっなんで?と思ってきてたら、グウェンさん「そうか、エコーエコーの体はシリコンで出来てる!」初耳です! なんもかもセリフで動いてるんですね。

「伏線」が「先に言い訳しておく」程度のつたないテクニックになって久しいですが、なんの伏線もないというのもどうだろう、いわゆる超展開でお口アングリですわ。

今シーズンは「無印ベン10」とエイリアン・フォース・シリーズのギャップを解消する目的があるように思えたのだけど、どっちつかずで迷走しているように思えてなりません。そもそも「エイリアンの仲間捜し」=「エイリアン組織化」=「Alien Force」だったはずなんですが、無印時代の「旅紀行番組」(笑)路線に戻そうとして、結果、とっちらかっている感が否めない。

そもそもは無印時代のベン、グウェン、ケビンのキャラクターの魅力が、エイリアン・フォースでは薄れていることが原因という気がする。ストーリーでそこを埋めようとしすぎて、あわてて軌道修正して元に戻そうとして、でもいまさら戻りきれないっちゅうか。