ついに風の島に到達したブリ探。3本の石柱とは、雲の上まで到達した3つの柱のような島だった。

今回、作画も演出も良くて、というか日本製作のアニメのようでした。単にうまいと言うより、動きのセンスが日本ぽかった。日本のスタジオが制作したんじゃないかというくらい。

前回を受けて今回は気持ち悪いくらい仲良しなブリ探メンバーたち。リバシとシルバの相互信頼関係が、これまでがウソのようです。

なぜか航海日誌を奪ったのが白ヒゲだと知っているリバシたち。当然、一足先に風の島に上陸しているだろうという前提で島に向かう。いっぽう白ヒゲたちはその予想通り風の島にいたのだが、なぞの軍人風マッチョおやじにつかまって、「ゴールドベリー」なる果実の木の栽培を手伝わされて。というかむしろ強制労働。白ヒゲたちはなんとか逃げ出したいのだが・・・

白ヒゲが部下に「あんた軍に入ったことないの?」と聞かれ、「おれは海賊大学だったから」と応えるやりとり。徴兵制度がある韓国らしいセリフですな。

柱のような島を登るには、階段状の足場を登るしかないのだが、ノマリオの巨体が災いして、足場が次々に崩れていく。それを逃れるためブリ探メンバーは走るしかないのだが、ノマリオが全員を追い越してしまうため、さらに過酷に。ここの作画はほんと良かった。崩し顔も生き生きしていて、コミカルなシーンが演出される。普段クールなシルバまでがギャグ顔ですよ。

白ヒゲたちはマッチョおやじから逃れるため、助けてくれるならとジンたちにあっさり天上の宝を返上。しかし航海日誌はおやじに奪われたらしく、「自分(白ヒゲ)たちを逃がしてくれれば日誌を返す」と嘘の条件をジンたちと結ぶ。

しかしジンたちがマッチョおやじと戦っている間に、白ヒゲたちは本物の日誌を奪い返そうと、おやじの家へ・・・

謎のマッチョおやじは、娘の難病を治すためにゴールドベリーを栽培していた。医者もさじを投げた難病だが、プリント船長のアドバイスを受けて、風の島にやってきたとのこと。そこにあったゴールドベリーの木はすでに枯れていたのだが、懸命の再生作業により、やっと身が結んだ。だが、3つの島の最高峰に住む巨人が、実ったゴールドベリーを全て奪い去るのだという。

侵入者としてジンたちに襲いかかった、マッチョおやじのゴールドベリー保護用巨大ロボを崖下に転落してしまったため、責任を感じたジンたちは最高峰の巨人、おそらくゴーグであろうそれに挑むことに。

以下次回。

ゴールドベリー保護用ロボとジンたちの戦いは、もうちょっと展開をテンポ良くすればもっと良いと思ったけど、まあブリ探にしては良い方。途中のトラップであるカカシロボはなかなか面白い展開だった。このレベルが毎回保てるようなら、韓国アニメ恐るべし、といったところなんでしょうが、今はまだ安定しないなあ。そのくらい今回は面白かったということで。