オムニトリックスってクラウドシステムだったのね。実はオムニトリックスは無線LANによる端末みたいなもので、DNAサンプルを納めたサーバーが惑星プライマス、ということか。例によってベン10らしい超理論超展開。後付け上等。でもおもしろいからいいや。「だったら通信遮断を考えれば」とかは今言うの野暮。

ついにオムニトリックスを奪ったヴィルガクスを、グープに変身させて、頭のUFOのスイッチを切ることで単なる液体に変えちゃうベン。いかにもベンらしい頭脳プレーですが、グープ最大の弱点をさらしてしまっては2度と使えないでしょうか。とかいって何事もなかったように(中略)それがベン10。

これだけのボリュームを30分枠(正味22分?)におさめる海外アニメにはいつも感心させられる。

エイリアンフォースが始まった当初、そして第3シーズンと、ぶれにぶれまくった感のあったベン10、無印の良い意味でのB級荒唐無稽さが、うまい感じに解体再構築されて、エイリアンフォースならではの独自性をやっとつかんだって印象です。思えばキャラクターが整然としすぎて深味が足りなかったと言えるし、今も名残はあるんだけど、なんとか持ち直したと思った。

でもアルティメットエイリアンでどうなるかはまた別ですが。ちなみにアルティメットは全20話なんですかね?

キャラクターが整然と、のくだりは、ドカベンにおける岩鬼のようなキャクターがいないと、イケメンと美少女だけでキャラ構成すると深味が足りない、といったたとえでどうでしょうか?(誰に聞いてる)