ますます面白くなってきたアイアンキッド。いってみよー!

修行を終えたマーティー/アイアンキッドは、それまでとはケタ違いに強くなっていた。エイオン家新後継者の誕生に喜ぶガフだったが、エリーを助けに行くというマーティーを止めようとする。だが、老師は意外にも、マーティーの好きにさせろと言う。彼がこれまで厳しい修行に耐えられたのは、エリーへの想いがあればこそ。ならば、その想いをかなえさせるべきだと。ガフもまたエイオン家再興の想いゆえに100年の雌伏に耐えた。力の源は想いなのだと。

アイアンタワーへと急ぐマーティー。途中、警備ロボ・マックス軍団に取り囲まれるが、今のマーティーには敵にならない。

いっぽうエリーは、超巨大破壊兵器なるロボットを操る準備を着々と。あれ?あんなにいやがっていたのに? もしかして、洗脳か何か・・・?

そしてCDFは、帰還したキャプテン・マグナムから得たマーティーの情報を解析。彼がエイオン家の後継者であることを知る。CDFも敵か味方か、一筋縄ではいかないようです。さらに潜入捜査官バイオレットの情報により、超巨大破壊兵器が完成間近であることが判明。レベル1の警戒態勢をしき、全エージェントを招集することに。

いよいよバイオレットさんの見せ場ですよ! 女性アンドロイドだけどブラックビューティーとはまた違うかっこよさ! たまらんものがありますな。

アイアンキッドの侵入に、アイアンタワーはマックス軍団の最強ロボ・ウルトラマックスを投入。はたしてマーティーはアイアンタワー最上階のエリーを救えるのか。そしてその想いはエリーに届くのか。

おいらは昨今のアニメでは、キャラクターを最初から「持ってる」人物に仕立てる傾向が強くない?と思ってたのです。最初から特別な存在だったと。それは視聴者の「ラクしてオイシイ思いしたい」欲求に迎合してないかと(言い過ぎかしら)。マーティーはエイオン家の血を引き、アイアンフィストに選ばれるという意味ではそれなんだけど、最初から使いこなせず、色んな出会いや、経験や、厳しい修行によって強くなる、という王道少年冒険活劇のセオリーを踏んでいるのがとてもうれしい。

だが、アイアンキッドはこれから様々な特殊技能を持つエージェントとの戦いが待っているのだ。さながら群雄割拠の剣豪物か、キャラクターゴングショーか。次回以降が楽しみになってきましたよ。