ヘルメス市長にプリント船長、ジンの父ポトとの因縁を確かめるべく、ブリストルへと帰還したジンたち。その日はブリストルの祝祭「満月祭り」の日だった。

今回はなかなか作画も演出も良く、見所もあり面白かったと思います。ちょっとした洋画っぽい雰囲気といい、楽しい一編でした。伏線らしきものも。

満月祭りのクライマックスは、神殿の美少女神官カリ(萌)による「満月の儀式の祈り」。まあその年の豊作を占う儀式みたいな感じですかね。冒険家の都市ブリストルではそれが冒険の成功占いというか。

しかし肝心のカリたん(萌)は、昨年の儀式で緊張のあまり、階段ですっころんだことがトラウマになっていたのであった。今年は失敗できないとさらに緊張するカリたんに、お付きの女の子(こっちもかわいい)は息抜きに街に出ようと誘う。

いっぽうジンとリバシはヘルメスに面会を申し出るのだが、今夜は大事な満月の祭りなので無理だと追い返される。しかたなくジンは日を改めようと、とりあえず祖母に会いに帰ることに。

お付きとはぐれ、道に迷ったカリたん(萌)は、突風にあおられた気球のロープに引っかかり、空中へと舞い上がる。居合わせたジンはカリたん(萌)に飛びつき、町人の協力もあってカリたん(萌)は救われた。そのとき、群衆に紛れていた白ヒゲ一味は、ジンに仕返ししようと彼らを追い回す。しかたなくジンはカリたん(萌)とともに逃走する。

カリたん(萌)はその心眼で、ジンがブリストルの救世主であることを一目で見抜いた。外見はそうとは思えぬただの少年であることにとまどうカリたん(萌)。

ちなみにオープニングでは早々登場していたカリたん(萌)

白ヒゲから逃れるため下水道へと逃げ込むジンとカリたん(萌)。ジンは過去にこの下水道を探検したとき、秘密の抜け扉があることを知っていたのだが、その扉は壊れているのか、当時のように開かなかった。このままでは儀式に間に合わないことに、途方に暮れるカリたん(萌)。ジンは昨年の儀式の思い出、カリたん(萌)の醜態を、本人がここにいるとは知らず語るのだが、「あきらめずがんばる神官様の姿に感動した。なにごともやりとげることの大切さを学んだ」というジンの言葉に、カリたん(萌)ははげまされる。そしてカリたん(萌)が意を決して祈りを始めると、開かなかったトビラは自動的に開いたのであった。

この一瞬、ブリストルの街は東電のやりたい放題な停電に襲われ、ヘルメスはカリたん(萌)が力を発揮したことを悟る。

カリたん(萌)は儀式に間に合い、こんどは自信をもって祈りを捧げる。だが、そのときカリたん(萌)は、ブリストルの未来を見てしまった。青ざめるカリたん(萌)。果たしてその未来とは・・・

とにかくカリたん(萌)とジンの逃避行で見せるエピソード。ゲームではカリたん(萌)はリバシのパートナーらしいのだが、この先どうなるのか興味深いです。