ブリストル市を上げての壮行会に浮かれるブリストル探検隊。出港するロイヤルゴールド号に飛び乗った新たなる乗員とは・・・そして新たな敵の出現!

新展開でかなり面白くなった! 作画も安定してきたし、スピーディーでテンポ良い演出もナイス。

ジンのばあちゃんは、ジンたちを祭り上げるヘルメス市長にうさんくさい何かを感じます。思えば自分の息子ポトと仲間だったのだから、ヘルメスがどんな人物かを知っているのでしょうね。

ジンたちの仲間として船に乗り込んだのは、神官カリ。神官姿の露出の少ない衣装とはうって変わり、かわいらしい格好です。プルケの黒全身タイツとは対照的ですね。萌え系天然お嬢様カリの登場で、ジン、リバシはおろかシルバまでもデレってます。なんかキャラ変わっちゃったなー プルケはご機嫌斜めのご様子。

新たなる敵は、大人の女・チャイ船長率いるチャイ海賊団。チャイさん、ポチポチと刺繍を縫ってる姿が新鮮です。そこが得体の知れない怖さの演出なんでしょうね。むくつけきオッサンの副官も渋ナイス。

チャイはゴールドアイランドや天上の扉に近づくものは排除する、といいます。白ヒゲとはまったく対照的なシリアスライバル。盛り上がるのう。

カリの言葉から、ゴーグの何たるかが語られます。かつて神と人間と巨人族ゴーグは同じ世界に暮らしていた。神は巨人族の働きを評価し、天上界への出入りを許した。だが次第に傲慢さを増した巨人族に怒った神は、6つのゴールドアイランドに巨人族を封印し、その封印のカギが「天上の宝」。つまり6つの天上の宝を手に入れれば、すべての封印は解かれ天上への扉が開くと。すでに3つは手に入れたジンたち、あと3つで全てが揃うことになります。

カリたんとしては神の領域への扉が開くことをよしとしないんじゃないだろうか?と思いますが、そもそもカリがジンたちに同行するのは、前話を見る限りヘルメスの差し金である可能性が高く、彼女がどう振る舞うのかも注目です。

チャイ船長は、カンツォーネ調でしゃべる謎の海賊グリンティにロイヤルゴールド号の監視を命じますが、功を焦るグリンティはロイヤルゴールド号を攻撃してしまいます。スピードで勝るグリンティの船に攻撃され、カリは「お祈りしましょう!」とジンたちをズッコケさせ。ところがカリの祈りで竜巻が起こり、グリンティの砲弾ははじきかえされ、逆に撃沈。カリのお祈りは結構な戦力に。

さて、今回はもう一波乱あって、25分枠でてんこ盛りですよ。すばらしい。

初めての航海で疲れてしまったカリは、ジンたちの手作りベッドで眠ってしまいます。そんなさなか、夜の海が、とつぜん光り輝き始めます。それは「殺人クラゲ」の群れ。どうやらカリ歓迎パーティーで飾り付けた、船の無数の電飾にひかれてやってきた様子。高圧電流を発するだけでなく、空をも飛ぶクラゲの襲撃に、ジンたちは苦戦しますが、カリは眠ってしまいお祈りもできません。が、そんなピンチを救ったのは、ノマリオ。全身が光り輝くことでクラゲを引き寄せ、海に飛び込むや、クラゲを一網打尽にします。

そんなノマリオ、「神の使い」であるらしい彼の力には、カリもなにかを感じ取っているみたいですね。

カリ、チャイ船長と新たなキャスティングで、ますます面白みが増したブリ探。次回も楽しみです。