アナログLP時代に好きだったアルバムがCDで再発されると、なんだかウキウキするのである。

大野雄二のジャズ・フュージョンアルバム「フル・コース」。1983年リリースだから、30年近く昔と言うことになる。見てのとおりLPで持っているのだが、肝心のアナログプレイヤーを数年前に諸事情で手放してしまったため、長く聴けなかった。それが先日、CDで再発されたのである。

大野雄二といえばルパン、というイメージだろうが、オイラ的にはジャズミュージシャンだ。とはいえその名を知ったきっかけはやはりルパンだから、知ったようなことは言えませんがね。

1983年といえばシャカタクあたりの軽めのフュージョンが流行った頃なので、このアルバムのその傾向は強い。でもさすがは大野雄二。ただオシャレなだけではなく聴きごたえがあるし、音楽的にも高度なことをやっていて、それでいてマニア向けの小難しさはない。取っつきにくさを全く感じさせないのだ。

CDが売れない時代といわれて久しい、そろそろ言う方も飽きてきたが、こうやってかつてアナログで聴いていた名盤をCDで再発するというのが、いまどきの商法なのでしょう。すっかり思うつぼなオイラなのですが、隠れた名盤がこうやって世に出るのはうれしい。

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紙ジャケ仕様で、ライナーノーツから帯まで完全復刻。音の方はマスターテープに劣化があるのか、厳しい面もあるが思い入れでカバーだ!