じゃじゃーん

ついにファンタスティック・フォーについて言及されました。今のところ「いるよ」っつーレベルですが、ちゃんとした登場も期待されます。

4

ウルトロン

今回、本筋よりも伏線のほうが気になるにゃ

アイアンマン=トニー・スタークに戦闘の手ほどきをするキャプテン・アメリカ。たしかに映画版でもハッピー・ホーガンとボクシングトレーニングはしてましたが、格闘技や戦闘のプロとは言いがたいアイアンマン。火力だけの勝負ですな。

キャップにトニーは「今はそんな時代じゃないモンね」的な態度。でもどちらも言ってることは一理ある。データを集め、先を読むことが重要だというアイアンマンに、時代は変わっても基本は基本だというキャプテン・アメリカ。

そんなアベンジャーズの前に現れた征服者カーン。いや、「カン・ザ・コンクァラー」って聞こえたので、カンさんでしょうか?

41世紀の未来からやってきたカーンさん。#4で登場しましたが、その回のメインだったキャプテン・アメリカと対になっていたのね。

「征服者」という名前の割には、ワルモノ感がそんなではないというか。きっと彼にとっては彼が征服することが世界にとってはいいことなのだという、しかもそれが決して独りよがりではない信念ということかな。すべての被支配者について責任を負うという、頑強なる信念。しかも愛するラモーナさんを救うことも彼には重要なわけで。

とはいえ地球の未来が「滅亡」へと改変されてしまうのは、二十一世紀にいてはならないキャプテン・アメリカが存在するからだ、というカーンの言い分は言いがかりじゃないかなあ。というのもキャップは決してタイムトラベルしたのではなく、氷付けになって時間を過ごしてきているので、パラドックスの原因とは考えにくい。それ言ったら氷付けのマンモスを発掘したら時代が変わっちゃうのかっていうか。

個人的にはむしろ41世紀から21世紀にキャップを殺しに来たカーンのほうがパラドックス要因ではないの? ということに気づいて皮肉な事実にカーンさん慟哭、とかそういう展開だったりして。たりして。

アイアンマンにしてみれば過去の人であるキャプテン・アメリカ。だがカーンから見れば同じく過去の人である自分、という事実。キャップの「過去に学ばぬものは過ちをくりかえす」という言葉が身に染みます。41世紀のテクノロジーの中に、スターク・インダストリーズの基礎技術があることを発見し、無敵のはずのカーンに一矢報います。

なんだか少しずつ結束が固まりつつあるようなアベンジャーズ。そしてスクラルやクリーの登場もありですな。確かに風呂敷だけ大きくなってるようでもありますが、話がぐいぐい進んでいる感じがたまらなく面白いっす。