前回の書き込みで書いたとおり、韓国KBSのバラエティー番組「ハッピー・サンデー」の1コーナー、「1泊2日」が5年間の放送に終止符を打った。

終了したというのは「スカパーでの最終回を視聴した」ということであり、本国では2月26日に終了している。

正確には「シーズン1」の終了なのだが、ここにさかえさんは困惑しているというのが本音だ。

前回の書き込みで書いたが、2月でシーズン1が終了する経緯は、リーダー的存在のカン・ホドン氏の税申告漏れにともなう暫定的引退にもとづく。当時は「ホドン氏が一時的に復帰し、2月にメンバー全員が卒業することで番組を終了する」という触れ込みだった。

だが、実際にはホドン氏の復帰はなく、メンバー5名中2名(日本でも人気急上昇中の俳優イ・スンギと、韓国ヒップホップ界の人気ミュージシャン・ウン・ジウォン)が卒業し、残り3名に新メンバー4名を加えて、7名で「1泊2日シーズン2」が新たに始まるのだ。

涙と感動の最終回を迎えたわけで、さかえさんも心打たれるものはあったのだが、もともとが「けじめ」の終了だったはずのところ、当初言われたように全メンバーが卒業するという話ならともかく、結局「メンバー入れ替え」に落ち着いたことで、どこがどうけじめなのかがわからない。

抜けるメンバーは何故彼らなのか、残るメンバーは何故彼らなのかもわからない。人気急上昇中のイ・スンギが抜けることから、スケジュールの都合じゃ無いのか?と勘ぐられても仕方が無いんじゃないだろうか。

メンバーの結束の強さ故に、メンバー入れ替えは終了にも等しいと言われればそれまでだが、実はこれまでにも1泊2日はメンバー入れ替えを行っている。5年の間にも、おそらくスケジュールや仕事の都合なのだろう、また韓国ならではの「兵役」という理由もあり、メンバーは何度か入れ替えている。なかには、不正な兵役逃れによるペナルティーというものもあったのだが、脱税だと番組終了で、兵役逃れなら番組になんの影響も無し(本人降板は別)というのも、よくわからない。つまり「メンバーが交代したら、それはもう1泊2日じゃないんだよ」というロジックは、納得できるものではない。

普通の「メンバー交代」であっても、やはり涙と感動のフィナーレになるだろうし、それといったい何がどう違うのか、そこがわからないのである。