毎回面白いモーターシティだが、今回は特に面白かった!

ジュリー主役回。仲間の危機に駆けつけることが出来なかったジュリーは、名誉挽回に焦る。いっぽう、父ケインが開発した新型スーツを、デトロイト・デラックスの全市民同様、なかば強制的に着用させられたジュリーは、スーツのパワーと完璧な防御能力を逆に敵の拠点攻撃に利用しようとする。が、スーツには着用者本人の意志に関係なく外部からリモートコントロール出来る機能がインストールされていた。娘ジュリーがスパイであることを知らぬケインは、モーターシティで起動したスーツの着用者=裏切り者を、デトロイト・デラックスに強制出頭させようと遠隔操作する。それは、ジュリーのスパイ行為がケインにばれることを意味する・・・

相変わらずのスピーディーなアクションに加え、ジュリーの心理描写が秀逸。アメリカ流の演出は日本とは明らかに違うが、それぞれに良さがあり、モーターシティの心理描写はシンプルだが深みがある。最小限にツボを刺激してイメージを喚起するというか。

デトロイト・デラックス側でジュリーの唯一の理解者で親友のクレア。これがまたいい。彼女の心の揺らぎも実にうまく描かれている。熱血単純バカばかりの男キャラとの違いを今回は見ましたとさ。

#6で見せたマイクの葛藤も上手かったが、今回は別格のでき。