「僕は友達が少ないNEXT」を見ましてね。

いや、さかえさんこういうラノベ原作のアニメとかあまり見ないんですが、スカパーのザッピングでたまたま見かけて、そんで「へえ~」と思ったことがありまして。

今どきのアニメですから、とっくにデジタル製作になってるはずなんですが、なんというか色調や画調がフィルムっぽく作られてて感心したんですな。

原動画はいまだに紙に鉛筆なんでしょうが(クオリティ面でこれを越える作画方法はまだなさげ)、今はもうセルは使わないし、スキャナ取り込みでPC彩色なんですよね? ちょっと前までは線が閉じてないとPCで塗れないなんて事もあったみたいですが、今はそんなことも無く。デジタル特有の一本調子な味のない線ということもナシ。で、ここにきて、デジタル臭い、PCの壁紙のような絵面が、先述の「はがないNEXT」(っていうんでしょ?)では、まるでフィルムっぽい映像に見えたのです。

デジタルアニメは確かにキレイでシャープで、ハイビジョンでそれはさらに顕著になったのだけど、この作品のフィルムライクな色合い、線画の「なじみ感」は、おいら的に好みの映像だったのです。

昨今はハイビジョンカメラも進化していて、ビデオ撮りなのにフィルムっぽい映像が撮れるというのは知ってましたが(最近の仮面ライダーなどがそう)、アニメもフィルム撮りっぽく仕上げられる技術が出来たのかな。

そもそも劇場用映画自体、フィルムを使わないデジタルカメラ取りのあるんだから、遅かれ早かれこういう流れって出るべくしてアレコレだったのかも知れない。

「はがないNEXT」に関しては、他の作品よりガンマ値が高めに見えることもあり、機材がいろいろ新しいのかなと想像することしきり。