いや、編集前のフィルムを見たわけじゃ無くてね。

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↑↑↑ ラッシュ/プライドと友情

1976年のF1というと黙ってはいられない。おいらが初めてF1に興味を持った年だから。まあそれはおそらく、日本初のF1世界選手権が開催された年だからというミーハーなる理由と思うけど。

ジェームス・ハントVSニキ・ラウダの、最終戦までもつれ込む接戦、ドイツGPでのクラッシュ炎上によるラウダの重傷、そして奇跡的復帰。語り出すときりが無いことが、この映画を見れば一発で分かる、そんな映画です。

F1界には、アイルトン・セナとアラン・プロストのいわゆるセナプロ対決を初め、ミハエル・シューマッハとデーモン・ヒルなどのように確執話があとを絶たない。ハントとラウダはその走りとも言えるのだけど、映画における友情と尊敬で結ばれた関係というのは、初耳だった。もっとも、ラウダ曰く「この映画の正確性は80パーセント」ということだし、真実は分からない。でも、こうであればいいな、と思ったオールドファンのおいらなのでした。

大火傷から復帰すべく地獄のリハビリを、痛いほど描写していて、その手の痛い映像が苦手な人にはキツイかも知れないけど、70年代のF1シーンが、おいらの知る限りでは雰囲気まで丁寧に再現されてて、F1ファンにも映画ファンにも見てもらいたい名作です。