ブリストルでは海軍がチャイ海賊団の基地を発見したというスクープが飛び込んできていた。雑用続きの記者見習リナたんもジャーナリスト魂に火がつく。
そしてブリストル探検隊は最後の航海日誌を開く
禁断の星が天上の扉へと導く、と
そのころ、ブリストル海軍はチャイ海賊団と対峙していたわんだばだ
レッドティーさん率いるチャイ軍は戦力的に不利
圧倒的戦力でチャイ海賊団を押していくブリストル海軍。ヘルメス様はご満悦だ
海軍が氷の島に迫っていることを知ったブリ探。プルケは天上の宝全てが揃ったことを海軍に知らせるべきだと言うが、リバシはヘルメスが紋章に追跡装置を仕込んでいたことに不信感を持っていた
チャイさんはことここにいたっては、自分たちだけで天上の宝を守りきることは難しいと判断、ブリストル探検隊を保護することを決める
そんな騒ぎはつゆ知らず、白ヒゲはチャイさんの刺しゅうを毛布がわりにまとい、寒さに震えていた
ブリストルのリナたんはというと、かつての航海日誌オークションの写真を発見、その中に、暗躍した仮面の男がサチである証拠を見つける
ブリストル市庁舎を訪れた人物、それはブリストル海軍に最新鋭戦艦を提供したマーカス伯爵。ヘルメスのシンパであるはずの彼は、ヘルメス不在を知るや・・・
お連れに警備兵を気絶させる。その連れは・・・トレイ!?
さっさと氷の島を脱出したい白ヒゲ海賊団は、島に近づく小舟を乗っ取ろうとするが・・・
舟から下りてきたのは、ヘルメス!
そしたらこうよ
いまさらこんな小者、どうでもいいとヘルメスは見逃そうとしたのだが・・・
背負っていたチャイさんの刺しゅう、その破れた部分に、かくされていた紋様が!
へるめすはてんじょうのもようをてにいれた!
はたして天上の模様とはなんなのか?
リナたんはサチの謎を探るためブリストル市庁舎を訪ねるが、そこでトレイと鉢合わせ! 警備員は倒れているし、マーカス伯爵はいるし、とパニクるリナたんに、伯爵は真相を語り始める
ロイヤルゴールド号を訪れたヘルメスとサチ。突然の来訪に驚くブリ探メンバーたち
「禁断の星」の意味は、ヘルメスが知っていた。魔法陣のような形に、6つの天上の宝を配置するのだ
輝き始める天上の宝
どきどき
とつじょ天空をつらぬく一条の光。これが天上の扉を指し示す道標なのか?
マーカスが語るヘルメスの正体。彼はあくまで欲望のために天上の扉を求めた。そのために世界が滅びようとも、自らが神に近づくという欲望のため・・・
トレイは市長室に隠しスイッチを見つけた。ポチると、地底の動力炉をモニターする機械が現れる
禁断の星が機能したことを知るチャイ。彼女の指示でブルーティはロイヤルゴールド号へと急ぐ。
天上の扉が開いたと信じて疑わないブリ探たち。ヘルメスは扉の向こうへとジンを促す。そこには父ポトが待っていると。それが罠であることを知らぬジンは歩みを進めるが・・・
ジンの前に立ちはだかったのは、ノマリオ。どんなときでも、ジンのピンチを救ってきたノマリオだった
ジンのヘッドギア、「選ばれし者のスカウター」が輝き始める
すると、呼応するようにノマリオも黄金に輝く。ヒルストンを撃退した神秘の光。そのとき、天空への光の柱は、とつじょとして消滅した
ヘルメスは悟った。ジンの「神秘の石のスカウター」、それはポト・ホーキンスが最後まで隠していた秘密。神秘の石とノマリオが反応するとき、天上の扉の秘密が明かされる。ノマリオと、ブリストル地底の動力炉。それは「最後のゴーグ」!
すべての秘密を知ったヘルメスは、サチにジンたちを攻撃させる。電撃ビリビリ札で動きを封じるサチ。ついにヘルメスは本性を現したのだ!
サチはノマリオを電撃札であやつり、連れ去る。ヘルメスは「ゴーグの魂」であるノマリオをブリストルへ連れ帰るのだという。
用済みとばかりに、サチは動けないブリ探たちを乗せたままのロイヤルゴールド号に火を放った。高笑いを残して、ヘルメスとサチはノマリオを連れて去っていく
ジンたちの危機を救ったのは、リバシの執事と・・・
駆けつけたブルーティだった
ロイヤルゴールド号は炎上した。父からもらった唯一の宝である船を失い、落胆するリバシ
ヘルメスを止めるために、ブリストル探検隊を秘密基地へいざなうブルーティだった
なせかそこには白ヒゲ海賊団も
ブルーティが案内したのは、氷の洞窟
それはチャイ海賊団の秘密のドックだった。そこに待っていたのは、ブリストル海軍にも劣らぬ最新鋭の船と・・・
チャイ船長だった
ジンを見つめるチャイさんのまなざしは、まるで・・・
そんな感傷を引き裂くように、ブリストル海軍は氷の島へ総攻撃を始めた。チャイ、ブルーティ、そしてブリ探と白ヒゲ海賊団は出港する
壊滅する氷の島をあとにするチャイの船
刺しゅうがヘルメスの手に渡ったことを知ったチャイさんは、そこに隠されていた秘密を語り始めた。
ついに明かされる天上の扉の真実。全ては10年前、ポト・ホーキンス最後の冒険にさかのぼる・・・
稀代の冒険家ポトとその友人ヘルメス、そしてライバルであり強敵と書いて友とよぶ大海賊プリント船長。かれらはブリ探たちがたどったように、天上の扉へあと一歩と迫った。
だが、6つの天上の宝と禁断の星、そこから発した光の道は、トラップだったのだ。光の道の先に待っていたのは、天上の扉ではなく、地獄の扉だった。プリント船長は罠にはまり、地獄へと堕ちた・・・ノマリオはそれを知ってジンを止めたのだ。
天上の扉を開けるためには、もうひとつの鍵が必要となる。それこそが・・・
7つ目のゴーグ!
目が7つあるゴーグではありません!(この期におよんでボケは)
そのゴーグは肉体と魂が切り離されており、そのままでは機能しない。ポトは秘密を知り、そしてヘルメスの隠された野望、神になるという野望を悟り、全てを封印したのだ。その遺志を受け継いで、チャイは秘密を刺しゅうに隠した。
ポトは言った。最後のゴーグ、その魂は、神秘の石を持つものと通じ合う。
カリが見た、世界を破滅から救う者の証、「選ばれし者のスカウター」、その神秘の石・・・ジンと通じ合うノマリオこそが、7番目のゴーグの魂だったのだ。
ノマリオがゴーグだと言われても、受け入れられないジン。だが、バルカン博士は確信していた。かつて彼が見たノマリオのメカニズム、いや「生命」は、ゴーグのそれだと。
最後のゴーグの魂と肉体、それをふたたび結合させるため、ヘルメスはノマリオを連れてブリストルへ戻ったのだ。
同じくブリストルへと急ぐチャイは、ブラックゾーンを抜けた後、呪文を唱えるやゾーンに火を放った(海軍を足止めするため?)
その祈祷文が、神官のそれであることに驚くカリ。
刺しゅうに隠された秘密、天上の模様
自らの野望にあと一歩まで迫り、ヘルメスは笑う
つづく!
いやあ、大クライマックスで興奮ですよ! ある程度、予測できる範囲だったとは思いますが、もともと子供向けなので、過剰に懲りすぎない展開は好印象。なによりマーカス伯爵には裏をかかれたぜ! こうなると彼が海軍にあんな一大戦力を与えたのも、何らかの作戦と考えられる。彼もチャイ海賊団の一員なのか、それともトレイは2重スパイなのか? いずれにせよ、子供だましに陥らない範囲で、しかも小難しくしない構成のすばらしさを感じさせる。チャイさんの正体もうすうす1000(子供にはわからんでよろしい)ですが、まあよしとしよう。
予想以上に面白くなってきたブリストル探検隊。見てて良かったよ。全26話、刮目して見る所存なり!
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