アベンジャーズ 地球最強のヒーロー #24
アニメ, アベンジャーズ 地球最強のヒーロー No Comments »エンちゃんのおでましよ
7つのノルンストーンでミッドガルドこと地球を支配しようとしたエンちゃんとバロン・ジーモだったが、アベンジャーズの命がけの戦いによって地球は救われたのだった。
ありがとうアベンジャーズ! ぼくらは君たちの戦いを忘れない!
アベンジャーズ【終】
《いままで応援ありがとう! スタン・リー先生の次回作にご期待ください》
というタチの悪い冗談はおきさて。
ウルトロン騒動がアレだったために、ハンク・ピムはアベンジャーズマンションを出て行ったのだった。
しょんぼり子さん
前回、ブルース・バナーに戻ったのに、なにごともなかったかのようにハルク
さかえさん思うに、なにごともなかったことにしたかったのかと
世界中にちりばめられた7つのノルンストーンのもとへ、アベンジャーズはそれぞれ分散して向かった
「アベンジャーズ結・・・ちがうな」
笑うとこ
冬服のワスプかわいい~
リビングレーザーかっこいいな
コイツが登場したエピソードあったっけ? まあ、アイアンマンといえばおなじみの的な、恨みはらさで的な登場でしょう
とくにこれといった葛藤もなくもどってきたジャイアントさん
あれだけ暴力は主義に反するだーなんだー言うてたけど、なんだかなあ
バロン・ジーモを手玉に取っていたつもりのエンちゃんでしたが、ジーモもしたたか。エンちゃんを従わせるワッカをつけて・・・
「エッチなおどりをおどるです!」(from魔法陣グルグル)
そんなことにはならず、九つの世界からエルフだなんだがうじゃうじゃ地球にやってくる!
「なんかめっちゃエルフににらまれてんすけど」
笑うとこパート2
ソーの指示で、7つのノルンストーンを破壊するアベンジャーズ
9つの世界への扉は閉じられ、地球に平穏が戻った・・・だがアベンジャーズは姿を消し、その生命反応が探知できなくなった
そしてソーはロキの玉座の前へ
アベンジャーズはアスガルドに飛ばされてしまったのか?
次回、アベンジャーズ 地球最強のヒーローは!
「波平メール始めました」
「タマ家出する」
「カツオの虫歯騒動」
の3本です!
(一部ほかの原稿が混じっていたみたいです)
七つ森探偵団ミステリーツアー
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パスワードシリーズの作者、松原秀行さんの別シリーズ。ポプラポケット文庫です。
こちらは現在2巻まで刊行。パスワードシリーズとのちがいは、じゃっかんファンタジックな仕立てになっていること。
ミステリー好きの小学5年生、沢村ユウタ、二宮あずさ、風張舞、小暮彦次郎は、好きが高じて推理小説サークルを結成、彦次郎の自宅マンションで推理談義を繰り広げる。
基本的に、パスワードシリーズと同じパズル形式のゲームが主なのですが、こちらはチャットだのパソコンだのはあまり出ず、最大の特徴は「作中の探偵たちが実在するミステリーゾーンに入り込むこと」ですな。
なので古今東西の名探偵たちの紹介にもなっており、ミステリー入門編としてもうってつけ。名探偵が出すさまざまな推理問題を、ユウタたちが解いていくというお話です。
2巻目はタイタニックとジャック・フットレル(思考機械の事件簿シリーズ)の悲劇を下敷きにしており、ミステリーマニア心をくすぐる点も松原さんらしい(^-^;)
タイタニックが沈没することがわかっていても、歴史を改変することができないので、乗船するフットレルを止められないユウタたちの切なさといったら、児童文学じゃないですよ。ああ、すばらしい。
あと、パスワードシリーズとのちがいは、キャラが男2女2の構成でも恋愛モードに入らないこと。パスワードシリーズで懲りたのではないかとおもうさかえさんなのであった。
※パスワードシリーズの読者アンケートで一番多いのが、マコトとみずきの恋愛ネタらしい
本格ミステリーとは
パスワード・シリーズ, 小説 No Comments »レイの青春事件簿シリーズ、4冊目まで読了。
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正確に言うと、「レイの青春事件簿」シリーズは、現在3巻まで刊行、「銀河寮ミステリー合宿」は番外編で、かつて刊行予定で、なかなか日の目を見られなかったミステリークイズ本を、「レイの~」のシリーズに仕立て直したものらしい。
だが、この「銀河寮~」では、テレビの2時間ミステリードラマの撮影現場に出くわして、などのエピソードが仕立ててあり、2時間ミステリーのダメっぷりや、スタッフのレベルの低さ(例外がいて、ミステリー作家志望もいるのだが)、あげくは「崖の帝王」なる俳優の傍若無人ぶりなど、誰かさんを連想させるネーミングの人物がやたらヒドイ性格に書かれたり、ちょっとなあ・・・とさかえさんは眉をしかめたということです。
面白いのは面白いんですけどね。
パスワードシリーズ、レイの青春事件簿シリーズは、古今東西の名作ミステリーに対する造詣の深さ、リスペクトがちりばめられていて、それも魅力の一つではあるのだが、では肝心の本編はそうなのか、というと、正直「本格ミステリー」とは言いがたい。というか、パスワードシリーズの魅力とは「本格ミステリー」であることとは別次元なので、それでいいのだ。もっと気楽に楽しめる、パズルブックやゲームの楽しみ方なのだから。
では、「本格ミステリー」とは何か。
つい最近、よそさまのBBSでも書いたことなのだが、
「作中の探偵と同じ手順で、読者自身が真犯人にたどりつく」
「それ以外の回答はあり得ない」
それが本格ミステリーの定義である。
つまり、真犯人にたどりつくデータは全て作中で開示されていること。そして、同じデータを使って「別の回答」が成立することがあってはならない。
さかえさんも一時期「本格ミステリー」にはまっていた時期があった。鮎川哲也、ディクスン・カー、などなど。また、講談社青い鳥文庫では、はやみねかおるの「夢水清志郎シリーズ」が「本格ミステリー」といえる。
本格ミステリーは、刑事コロンボ型の倒叙法(犯人はすでにわかっていて、探偵がトリックを推理でなぞる手法)であっても例外ではない。視聴者がコロンボと同じプロセスで、同じエンディングにたどりつければよいのだ。ただし、コロンボはよく「犯人をひっかけて新たなデータを引き出す」手法も使うので、すべてのエピソードが本格ミステリーとはいいがたい部分もある。コロンボはテレビドラマなので、いかに犯人を追い詰めるか、そのとき犯人の心理はどう揺れ動くかを、ドラマとして描くことが主であるからだ。
なので、テレビの2時間ミステリードラマを「本格ミステリーとはほど遠い」と切って捨てることは、そもそも作り手の目的が違うのだから、ちょっと野暮だと思う。「それはそういうもの」と割り切ればよい。
ミステリーファンとSFファンは似たところがあり、「それが本格ミステリーなのか」「それはサイエンスフィクションなのか」ということにこだわる。ファンだからそれでいいし、そうあるべきだと思う。だが、いっぽうでそういった「こだわり」(本来はネガティブな意味の言葉である)を受け入れがたい人たちもいるのだ。
たとえば芥川賞や直木賞は、SFでは受賞できないといわれる。文芸の世界では拒否反応が強いためで、さすがにそれはおいらもどうかと思う。だが、拒否反応を示す文壇の言い分も一理無いではない。「SFは、サイエンスフィクションにこだわるが故に、最も描くべき人間ドラマが希薄になる」と言う意見が支配的らしいのだ。
これは個人的にはいいがかりで、SF作品にもドラマをしっかり描きこんだ作品はいくらもある。だが「サイエンスフィクションにこだわる」姿勢から、そういう誤解は生まれたのだろう。
ミステリーにおいても同じことが言える様な気がする。「本格ミステリー」であることにこだわること、読者もその一点にこだわることに、人間ドラマがそっちのけにされているような印象が持たれているかもしれない。
だが、ミステリーの分野では比較的、人間ドラマの名作の存在が支持されているのだろう 、いまや文壇はミステリーばやりだ。ほとんどのミステリーが「本格」とはいいがたいが、「本格」を求める読者より、「ドラマ」を求める読者の方が圧倒的に多いのだろう。パスワードシリーズでも、レベルの低い、トンデモ推理のミステリーを「バカミス」と呼ぶが、マニアックに陥りがちな、つまり読者を選ぶ「本格」よりは、ケレン味たっぷりの「バカミス」の方が支持されやすいのは仕方がないことではないだろうか。
ふりかえって2時間ドラマである。テレビというものはそもそも視聴者を選ぶメディアではない。深夜時間枠では多少は選ぶかも知れないが、ゴールデンと言われる時間帯では、ありえないことだ。
2時間ミステリーで求められるのは、視聴者に「わたしだけがいち早く真犯人に気づいたに違いない」と優越感を持たせる程度の、視聴者を絶妙に引きつける難易度が必要なのだ。トリックが難しすぎてもさじを投げられるし、簡単すぎてもそっぽを向かれる。2時間ミステリーで感心するのは、その塩梅のみごとさだ。
その上で、なんだかんだいっても「ドラマ」を視聴者を求める。ま、正直、さかえさんも2時間ミステリー程度の「浅い」ドラマにはヘキエキなのだが、このくらいがテレビ的な気軽さなのでは無かろうか。お父さんは風呂上がりにビール飲みながら、お母さんは家事が一段落して一息つきながら見る、そういう番組なのだろうから。ミステリーが趣味でもなければ、誰が一日の終わりにまた頭を使う本格ミステリー見たいんですか、っちゅうこってすよ。
なので、テレビの2時間ミステリーは、これはこれでアリ、なのである。さかえさんはまず見ませんが。
パスワードシリーズ・キャラクターのさかえ的考察【8】その他の人々(2)
キャラ, パスワード・シリーズ, 小説 No Comments »シリーズが進むにつれ、荒唐無稽になっていくパスワードシリーズ。キャラクターもどんどんケレン味を増してきて、さながらゴングショーですわ。
では、いってみよっ!
レオン・リー(李子龍:リー・ツーロン)
李大龍の弟。香港人。香港の建築王。
右手首に龍の形の青あざがあり、自身は李王朝の末裔であるとの妄想を抱く。利用者をマインドコントロールする危険な新OS「ドラゴン」の開発を計画し、世界中のコンピュータを支配することで、電子王朝による世界征服を目論む。と、ここまで読んでもわかるほど酔狂な妄想を抱いていた。
ドラゴン開発のためレイを香港に呼び寄せるエサとして、世界規模のパズル大会を開催した。
だが、レオンの出資者である英国人、通称「伯爵」はレオンを利用していたに過ぎず、伯爵に裏切られて爆死した・・・と見られたが、実は生きていて、伯爵に幽閉されていた。
アイザックに助け出されたレオンは、結果として伯爵の野望を阻止する片棒を担ぐことになった。
兄の恋人であるレイに密かに想いを寄せていたらしい。
優秀な兄へのコンプレックスがもとで、世界征服の妄執にとりつかれた男。
アラン・リー(李大龍:リー・タイロン)
香港人。コンピューター・エンジニア。シリコンバレーの「ゾディアック社」で勤務、そこでレイと出会った。レイの1歳年上。享年27歳。
やがてNASAの依頼による極秘プロジェクト「宇宙空間における地球外生命探索プロジェクト」に、トーマス・ホワイト、レイと共に参加する。宇宙空間における生命反応をコンピュータシミュレーションし、そこにカンブリア紀以前の生命体DNAが無いかを探索する、というプロジェクト。地球生命がどこから来たかを検証する壮大な計画である。
プロジェクトリーダーのホワイトは、茶目っ気でお互いをコードネームで呼ぶことにし、自身はチャーリー、大龍はアラン、レイはサブリナと名乗る。この名前で呼んで良いのはお互いだけ。
レオンの「ドラゴン」開発に協力を依頼されるが、弟の言葉が世迷いごとにしか聞こえず、アランはこれを拒否。それはまさにアランがレイにプロポーズをした場であり、水を差されたレイは困惑してしまう。そのためアランの求婚を受ける気持ちは固まっていたものの、返答は翌日に延ばしてしまった。
だが、レオンは兄への報復のため、兄の乗用車のICを細工し、暴走するよう仕向ける。ほんの少しケガをさせるつもりが、思いもよらぬ大事故となり、アランは死亡。ショックを受けたレイは、プロジェクトを辞め風浜に戻る決意をする。
ミン
香港人。アラン、レオンの幼なじみの女性。マコト小6時に20歳。
妄執にとりつかれたレオンを心配している。伯爵に捕らわれたレオンの身の回りを世話するため、髪を切って少年になりすます。レオンに想いを寄せている。
万乗目(まんじょうめ)
香港でレイが出会った日本人。現在50代と見られる。
かつてレイが京都で親友ちづるの神隠し事件に巻き込まれたとき、ちづるの実家・宮ノ森家の運転手をしていた。ちづるの身の上に同情し、神隠しの片棒を担いでいた。
かつてはキックボクサー「ハリマオ万乗目」として活躍していたため、格闘も強い。
宮ノ森家の仕えをやめた後、香港に渡り喫茶店を開いていた。レイと偶然出会い、レイの危機を救った。
伯爵
英国人。見た目はチャーチル元首相に似ている。山高帽にステッキの老紳士。本名は不明。
アーサー王のミイラ(伯爵曰く、ゆえに本物かどうかは不明)を所有しており、レイたちの秘密プロジェクトの副産物としてアランが開発したと思われる「DNA解析プログラム」を利用し、アーサー王のクローン人間を作ろうとしていた。クローン・アーサー王を象徴とした王朝を立ち上げ、世界征服を目論む。と、レオンにも劣らぬ妄言を真剣に語る。
レオンには世界中に居城となる「ドラゴンタワー」を作らせる予定だった。しかし独断でアランを事故死させたり、電子王朝のために勝手な行動を起こしたため、爆死に見せかけて伯爵にとらわれ幽閉された(レオンの会社と建築計画を乗っ取り、継続するため)。
レイと電子探偵団、アイザック、田中一茶の活躍で伯爵の野望はついえ、ミイラと共に海に落下し息絶えたものと思われる。
アイギール
英国人。全英クレー射撃大会準優勝の腕前を持つ女性。伯爵の部下で、狙撃の名手。
ドクター・モーティマー
英国人。伯爵のアーサー王復活プロジェクトを支える科学者であり医師。シャーロック・ホームズ「パスカヴィル家の犬」に登場したジェームズ・モーティマーの孫。祖父同様、頭蓋骨マニアで、アイザックの頭蓋骨を手に入れようとする。
細田ちづる(ほそだ・ちづる)
レイの小学生時代の同級生で親友。
父母と3人暮らしだったが、小1のときに父親は家を出て行った。母は小6のときに心臓発作で急死し、天涯孤独となったちづるは母親の実家、京都の旧家・宮ノ森家に引き取られることに。
旧家のしきたりにとらわれた、堅苦しい暮らしに耐えかねたちづるの元に、かつて家を出た父・細田タミオが現れる。ちづるを再び引き取りたいという父の願いを、ちづるは拒絶した。
実は、音楽家だった父は、音楽を捨て宮ノ森家に入るよう命じられていたが、父は夢を捨てきれず、ちづるを置いて姿を消した。数年後、ちづるをイメージした曲で作曲コンクール賞を取った父は、作曲を通じて家族の大切さに再び目覚めたのだった。
自分をイメージした受賞曲を聴き、父の自分への愛情を知ったちづる。宮ノ森家に入る息苦しさ、つらさを身をもって知ったちづるは、父の気持ちを理解し、一計を案じて「天狗の神隠し事件」を起こし、宮ノ森家から姿を消した。真相は、父と万乗目の協力のもと、古い風習にとらわれる宮ノ森家の体質を逆手に取り、神隠しを偽装して逃走したのだった。
レイはその謎を解いていたが、ちづるの気持ちをくんで、自ら神隠しの証人となった。
ちなみに、長年レイにもわからなかった「消失トリック」は、マコトがみごとに暴いて見せた。このエピソードは、母親に捨てられたと思っていたまどかの心にも響いた。
コラン・アルヌール
パリの名家アルヌール家の次男。アイザックの「はとこ」にあたる。アイザックの1歳、マコトの2歳年上。アルヌール家の財宝をめぐる事件に巻き込まれたレイをサポートした。この財宝を発見したことで、ヨーロッパの地に眠っていたいくつもの因縁が再び目覚め、様々な事件を引き起こすことになる。
コランは栗色の髪、青い眼の美少年。探偵の素質もある頭脳の持ち主(ネタバレになるので詳細は書きません)。アイザックの影響で日本語も堪能。英語もできる。
その後も電子探偵団やレイと関わる事件に、なんらかの力を貸すことになる。マコトたちと日本で出会っており、電子探偵団、特にマコトの推理力に舌を巻いた。
父ジェラール、母エリザベート、兄ポール、妹クロエの家族構成。クロエはちょっとバカっぽいがこれまた萌え。
レティシア・シムカス
新進シャンソン歌手(おいっ)。マコト中1時点で17歳。にんじん色の髪を三つ編みにしたそばかす少女。
その正体は秘密結社「怪盗ダルジュロス」のボス。ダルジュロスは怪盗を名乗るが、1人の人物ではなく組織である。財宝を封印することでヨーロッパの平和を保っていた。
本人も忍者まがいの戦闘のプロ。竜子と互角に渡り合った。
パリの地下にかつて張り巡らされていたカタコンブ(納骨堂)を根城とする「地下の民」の末裔。
幽霊同盟との対立に際し、ライバルであるはずのアイザックやコランと行動を共にすることも。
ジュリエット・モロー
世界中の財宝を狩るトレジャーハンター集団「幽霊同盟(アリアンス・ファントム)」の首領。絶世の美女だが、冷酷で残忍な性格。対立するものはみな不慮の死を遂げた。
うりふたつの双子の妹ジュスティーヌは世界的に有名な女優(といいつつ、ここにも謎が・・・)。
ヨーロッパの財宝をめぐりダルジュロスと対立。
平田風人(ひらた・ふうと)
復讐のために風浜に舞い戻った不良少年。雷人と双子の兄弟。
マコト中1時点で中3。架空の拳法・冥月拳三段の使い手だが、あまり自分で手を下すことはなく、格闘は雷人に任せている。
他人をあざけり笑う、軽口をたたくなど、相手を小馬鹿にする。かつてはそうすることで暴力に訴えない手段だった。が、父親を侮辱されたことで、歯止めは壊れてしまった。風人が言葉で相手を怒らせたあげく、雷人がたたきのめすのがパターン。風浜じゅうの不良を力で束ね、利用して復讐を果たそうとしていた。冥月拳は、身寄りのない自分たちを引き取り、鍛えてくれた祖父の道場で身につけた。道場のある北関東の川蔵市(川越がモデル?)で幼少期を過ごす。冷酷非情に見えるが、義に厚いところもあり、恩義を感じている人たちには礼節を尽くす。
風浜の一大ショッピングモール「ピラミッド・スクエア」建設に当たり、用地買収にまつわる地上げ行為で、実家のせんべい屋に放火され、両親を失う。その地上げにまつわる黒幕たちを社会的抹殺するために計画を立てた。
が、不良たちに裏切られ、一方でマコトたちの尽力によりある謎が解けたことで、亡き両親の自分たちへの深い愛情をあらためて知り、復讐心は消えていった。放火事件の黒幕たちは、その悪事が露見し、結果的に復讐は果たされたとも言える。
騒動の後、平田兄弟は冥月拳道場を継ぐため風浜を去る。
右手の甲に赤いバラのタトゥーシールを貼り付けているのは、雷人の右手の甲のやけど痕とおそろいにするため。
平田雷人(ひらた・らいと)
風人の双子の弟。見た目では風人とまったく見分けがつかないが、放火の際の恐怖で心に傷を負い、言葉をしゃべれなくなっている。右手の甲の痛々しいやけど痕は、バラの花のようにも見える。
冥月拳三段だが、実戦においては風人にまさる。風浜のなみいる不良を倒すほど強いが、実際はケンカを好まないようだ。それが風人のためだと思い、彼は闘うのだ。風人よりも先に手を出すのも、風人を傷つけたくないためだと思われる。
アレクサンドル・コーンフィールド
希代のイリュージョニストで、エッフェル塔を消す、ピラミッドの石造りの壁をすり抜けるなどのマジックを披露してきた。レイは彼の大ファン。
ある事件に巻き込まれ、電子探偵団とも関わりを持った。
デビッド・カッパーフィールドがモデル。
若王子ユウヤ(わかおうじ・ゆうや)
「猫耳探偵まどか」に登場。
若王子牛乳販売店の店長だが、午後のみ「若王子探偵事務所」を開設、探偵業を営む。
推定年齢30歳。
ばあさんのばあさんがフランス人らしい。見た目はイケメンだが、生活はかなりだらしなく、探偵としての腕前も微妙。
まどかを土日の午後のみ探偵として雇う。
まどかが一瞬「ステキッ」と思ったが、光より早く醒めた。
「猫耳~」はまどか小6時のエピソードだが、パラレルワールド的にとらえないとつじつまが合わない部分もある。
小早川ひろの(こばやかわ・ひろの)
若王子牛乳販売店および探偵事務所の経理兼事務。関西弁の典型的おばちゃん。
まどかの「猫耳」(推理が最高潮に達したとき、ボタンを押すと猫耳が飛び出すカチューシャ)を考案し、誰のためだかわからないギミックで萌え要素を追加した(何それ)。
八木リカ(やぎ・りか)
四葉女子大付属小でまどかの友人である同級生。情報通として知られており、学園内外のさまざまな情報量においては「人間グーグル」とまで呼ばれる。お嬢様校には異質な、好奇心旺盛で快活、おきゃんな(死語?)性格。
パスワード本編にも何度か登場。
二本松鷹子(にほんまつ・たかこ)
葉村の名家・二本松家の当主。推定60代の気品あふれる婦人。普段は気取らない格好でハトにえさをあげている普通のおばさん。どじょっ子にいじめられているところで、みずきと出会った。
祖父の二本松鷲之介は海東千造の親友だった。そこに風張敬一郎を含む3人の親友同士で、現在では1億円の価値があるという、ブルー・モーリシャスとよばれる幻の切手を入手した(・・・が、ここにもひと波乱あり)。
二本松家に跡取りがいないことから、柳田開発にその土地を狙われていた。が、家出していた息子・二本松雀太郎(じゃくたろう)が帰宅したことで、問題は解決。雀太郎は世界中を旅する風来坊で、海外ではジャックとよばれ、探検家気取りだった。
ちなみに雀太郎の婚約者ペンギン・スーことスージーさんが超萌えで(以下アガートさんと同様なので割愛)
パスワードシリーズ・キャラクターのさかえ的考察【7】その他の人々(1)
キャラ, パスワード・シリーズ, 小説 No Comments »パスワードシリーズ、レイの青春事件簿シリーズには、実に多くの脇キャラが登場し、それぞれが生き生きと活躍します。ここではそのほんの一部、個人的に印象的だった人々を紹介してみましょう。ほかにも海外編の登場人物や、「猫耳探偵まどか」のキャラクターもいますので、それはまた後日続けます。
思いついた順なのでバラバラです。
野原たまみ(のはら・たまみ)
マコトたちと同学年の小学生芸能アイドル。通称「ノハラ」。ルックスは正当派美少女だが、羽のついた帽子などハジケたファッション、「ぱほぱほ~ん」「~だど」など、珍妙な言葉使いと元気さで人気。小学5年生時にスカウトされた。
奥に潜む内面は普通の少女で、キャラと自身のギャップで落ち込むこともある。
ある事件がきっかけで電子探偵団と仲良くなり、特に飛鳥には想いを寄せている。
篠原ともえがモデルのようだが、しゃべり方は水森亜土だそうだ。
今泉純(いまいずみ・じゅん)
電子塾の経営者。レイの中・高時代、部活の先輩(部長)だった。レイの2学年上。
レイとは天の川学園高一の時に出会い、自ら部長を務める「現代アート研究会」で共に活動した。アートについての知識・造詣は非常に深くかつ多岐にわたり、レイをして「歩く百科事典」といわしめる。
ややスノッブなところはあるが、ひょうひょうとして大らか。いっぽうで、個性派ぞろいの現ア研メンバーをしっかりまとめる牽引力の持ち主。俗っぽい文化を嫌うが、意外と他人の影響を受けやすい。ストリートミュージシャン小川葉に恋した際は、ビートルズかぶれになった。
現在は高校時のトンガリ具合はなりを潜めたが、鷹揚な性格は相変わらず。電子探偵団を認めており、レイ不在時にベーカー街を再建する際には、インテリアや店づくりを電子探偵団に監修させた。
マコトの母親には「イケメン塾長」として認識されている。
内山太一(うちやま・たいち)
県警森崎署勤務の刑事。のちに警部補に昇進するが、その功績にはほぼ電子探偵団の存在が影響している。
風浜市最大の繁華街・森崎町が管轄。ラ=メール洋菓子店やベーカー街も域内で、犯罪もそれなりに多く、多忙な日々を送る。
柔道部出身で屈強な肉体を持ち、典型的な「曲がったことが大嫌い」な正義漢である。
レイの1学年上。県立白岡高校2年の頃、天の川学園1年のレイと出会っており、それ以来の知り合いである。レイの推理力には敬服しており、ときに捜査の協力を願い出ることもある。電子探偵団の実力も知っており、「うちの石頭上司よりあてになる」と信頼を寄せている。
桜木竜子(さくらぎ・りゅうこ)
不良の巣窟として風浜に名高い聖バルタン女学院中学のスケ番。合気道有段者であり、「竜巻お竜」の異名を持つ。マコトの3学年上。
マコトが一人で店番の時、ラ=メール洋菓子店にインネンをつけ、ただ食いしようとしたが、マコトが「父親が作った大事な商品だ」と(ビビリながら)拒絶したことで、マコトを気に入った模様。以来、マコトを「マー坊」と呼び可愛がる。自身に降りかかった様々なトラブルを解決したマコトの推理力には敬服している。マコトの本命がみずきであることを知っており、二人をちょくちょくからかっているが、当のみずきは竜子と仲のよいマコトに気が気でない。
ケンカは滅法強く、何度かマコトたちの危機を救った。
秘鳥赤心流なる合気道は父親譲りだが、その父はすでに亡い。
対立していた風浜工業高校の番長・草間健太郎と、一転して一時つきあっていたが、竜子曰く中学卒業時に別れた。現在はラ=メール洋菓子店で勤務中のジンさん(明神仁)とつきあっており、二人で海水浴にでかけ(て不良に絡まれ大立ち回りす)るほどの親密度。竜子の一目惚れのようだ。
中学時代はセーラー服にスケ番仕様の長いスカート、チリチリヘアを赤いリボンでポニーテールにしていたが、風浜女学館高校に入学後はチェックのベストにミニスカートの制服、紺ハイソックスにローファー履き、ベリーショートの金髪にイメチェン。教師に怖れられながらもちゃんと通学している。怖いイメージだが、涼しげな美少女であり、長身でスタイルもいい。マコトがつい「きれいだ」とつぶやいたことも、マコトを気に入った要因らしい。声はややハスキー。
マコトの女難の根源といえる。
明神仁(みょうじん・ひとし)
ラ=メール洋菓子店勤務。中学生編にて登場、通称ジンさん。
彼の登場で、マコトは長年の懸案だった「店番」から解放された。
大学の文学部を卒業してからケーキ職人となった変わり種。マコトの父の元職場である「カフェ・ド・カスピアン」で2年修行後、自らラ=メール洋菓子店で働きたいと申し出た。
並ならぬ推理力を持ち、マコトはおろかレイさえも舌を巻く。多方面に広い知識と教養を見せ、ときとして哲学的な発言をすることから、マコトは「哲学パティシエ」と名付けた。
マコトにとっては兄のような存在となる。
ひょうひょうとしてつかみどころがなく、不良に絡まれても口八丁で煙に巻くセリフをはくあたり、度胸も据わっている。見た目はのっぺりした「ひな人形」で、感情を露わにすることもない。謎の多い人物。
年齢不詳だがおそらく20代前半。竜子とは年の差カップル。
海東千吉(かいとう・せんきち)
海東物産会長。父・海東千造が立ち上げた輸入商社・海東物産をさらに発展させた人物。父親がシャーロック・ホームズと友人であったことで、ホームズ家と交流がある。
ラ=メール洋菓子店の上客であり、マコトも海東家へは配達で何度か訪れている。アイザックとの出会いも海東家だった。
跡継ぎとなるはずだった息子・千太は、ジャズ歌手・北村美波と駆け落ち、その後事故死した。千太と美波の間に娘・千波がおり、息子の駆け落ちが許せなかった千吉も孫はかわいいらしい。千太の死後、態度を軟化させ美波親子を引き取ろうと申し出るが、美波はこれを拒否した。
気むずかしく口うるさい「カミナリおやじ」だが、根は心優しく寂しがりやである。
元々船乗りで、船を操縦するときは機嫌がいい。
まどかがオーストラリアから帰国した際、ホームステイ先として受け入れた。
北村千波(きたむら・ちなみ)
海東千太・北村美波の間に生まれた一人娘。マコトたちと同学年。父親を早くになくし女手一つで育てられたが、最近母親が若きシェフ・早川とつきあっていると思いこみ(のちに誤解とわかる)、プチグレ中。ストレートのロングヘアをオレンジ色に染めているが、それをのぞくと、まどかにうりふたつ。海東物産を巡る事件において、まどかが千波に間違われて誘拐された(まどか2回目の誘拐)。
まどか同様、動物好きだが、どちらかというと水族館系が好き。
中学生編では、イタリアンレストランで働いていた母が出世しイタリア本国勤務となり、母親とともに渡欧した。
風祭(かざまつり)
まどか関連のエピソード「天使の館事件」で登場した老紳士。自宅の向かいにできた老人専門のマンション「風浜シルバーレジデンス」にまつわる、心あたたまるエピソードの主人公。海東千吉とは小学校の同級生だった。
一条京香(いちじょう・きょうか)
聖バルタン女学院中学で竜子の同級生。スカートが長い以外はとりたててスケ番然とはしていないが、竜子とは親友でライバルらしい。
名は体を表す日本的美少女。超ロングのストレートな黒髪は日本人形のよう。なぎなたの名手かつ「朧心影流体術」の継承者で、竜子と対抗できる強さを持つ。高校へは進まず、道場を継いだ。道場は葉村市にあり、みずきは陸上部退部後にその門をたたいた。
あまり表情を表に出さず、物静かに見えるが、口を開くと「ズタボロにしてさしあげますことよ」など、意外に物騒なセリフをはく。
まどかが一目惚れした。
田中一茶(たなか・いっさ)
レイの知人で、紅茶博士の異名をとる。文字通り紅茶や茶葉に詳しく、ベーカー街オープン時にもレイに紅茶について伝授し、レイからはときおり先生とよばれている(ふだんは「一茶くん」)。
マコトたちが小6時点で大学院生(推定24~5歳)。長髪を後ろで束ね、あごひげを蓄えた風貌はヤギのようだといわれる。まどかが一目惚れした(これ何回も出ますから)。
鹿児島県出身。バイク乗り。旅人体質。
フレンドリーな性格で電子探偵団ともすぐに打ち解けた。レイの信頼を得ているようで、レイ不在時にベーカー街をあずかったこともある。ばかりか、電子捜査会議チャットにも、レイになりすまして参加したことがあった。多少はパズルに造詣がある。
レイがパリを訪れた際に同行したことがあり、そこで巻き込まれたアルヌール家の事件をきっかけに知り合ったメイドのフランス娘アガート・デュレと恋に落ち、後に婚約した。アガートもまた紅茶に対する知識がハンパ無く広い。
余談ですがこのアガートさんが超萌えでさかえさん一押し。おれってメイド萌えだったっけと思った。たどたどしい日本語に思わずタっちゃいましたよ。いや鳥肌が。
小田切十六夜(おだぎり・いざよい)
みずきの祖母。みずきの母方は忍者の家系であり、十六夜は忍者名で、本名は不明。ちなみにみずきの母・陽子は「陽炎」、みずきは「蛍火」、みずきに女の子が生まれた場合は「夕霧」。先々まで名前が決まっているらしい。
みずきの父と駆け落ちした母をしばらく泳がせていたが、小田切家の危機に際し、みずきを後継者として謎解きに参加させようとする。結果、マコトの尽力により謎は解け、危機を脱した。
十六夜のかつての想い人「左衛門佐(さえもんのすけ)」とマコトはうりふたつらしい。
流川幻水(ながれかわ・げんすい)
「レイの青春事件簿」にて初登場、長い時間を経て、パスワードシリーズ本編に合流した、謎の人物。
「青春~」編で50代とみられており、現代では60~70代ということになるが、そうとは思えぬ妖しい精気に満ちており、不気味な男。
レイの母校・天の川学園はもとは戦国武将・流川家の「縄手城」城趾であり、幻水は天の川学園を憎んでいる。レイが高校の頃から様々な事件にて暗躍しており、その目的は天の川学園への復讐、そして今も学園内に眠る隠し財宝にある。レイは幻水に財宝探しに誘われており、拒絶するも、心の底では、運命にあらがえないかもしれないと感じている。
森下のぞみ(もりした・のぞみ)
レイの天の川学園時代の一年先輩で、現代アート研究会の同僚。
ショートカット黒髪で荒っぽい口の効き方、ボーイッシュで姉御肌。後輩の古木慎吾とは漫才じみたコンビで、慎吾の軽口にのぞみのプロレス技で応酬というパターンが毎度繰り返される。
現ア研では、独自の言語感覚にもとづく自由律詩に定評がある。
その実はとても心優しく、子供好き。あるエピソードで、身よりのない子供たちの保育園を訪ね、その時の印象からか、後に保母となる。
やがて、慎吾と結婚し、京都に住まう。レイが京都を訪れる際に交流がある。
古木慎吾(ふるき・しんご)
レイの天の川学園時代の一年後輩で、現代アート研究会の同僚。
先輩を先輩と思わぬ軽口をたたいてはのぞみにシメられるが、基本的には礼儀正しくまじめな性格である。のぞみを「のぞみ姉」とよぶ。
あまり怒りを表に出すキャラクターではないが、のぞみを侮辱されたときは本気で怒りを露わにした。
音楽に造詣があり、キーボードを多少弾ける。ビートルズのコピーバンド結成の際は中核となった。
数年後、新聞記者となった彼は京都支局転勤を機にのぞみにプロポーズした。
阿部薫子(あべ・かおるこ)
北海道夕月市市長。まだ30代の若さだが、同市議会議員だった父親の地盤を継いで議員となり、数年後には市長となった。四葉女子大出身で、まどかの先輩に当たる。
背筋のピシッとのびた美人。スタイリッシュで行動的。物事の筋を通す性分のため、既得権益にしがみつく旧タイプの役人や政治家、財界人には煙たがられている。
夕月市は夕張がモデルであり、かなり寂れている設定。
建築家・数寄屋五郎の弟子で、有望な都市計画デザイナーの卵だったが、父親の死去で後援者に市議会議員候補として推され立候補、当選した。今でも数寄屋五郎には可愛がられている。
アイデア市長として夕月市の復興に力を注いでいる。さまざまな事件を通して電子探偵団のメンバーと関わりを持っている。
講談社児童書の編集者・阿部薫さんがモデル?
数寄屋五郎(すきや・ごろう)
日本を代表する建築家。高齢だが、かくしゃくとして粋な大人。
権威にすり寄ろうとする輩を嫌う。若い女の子が好き。阿部薫子同様、電子探偵団とは浅からぬ因縁がある。
移川ワタル(うつしかわ・わたる)
山王学園で飛鳥の4年先輩。サッカーがうまいイケメン。まどかが一目惚れし、マコトに頼んで名前を調べてもらった。なぜ飛鳥に頼まなかったのかは、むしろマコトが知りたいところだろう。この件でマコトとまどかの関係性が決定したといえる。
四葉女子大付属でまどかの4年先輩、ミス四葉の橘たまきとつきあっており、まどかは玉砕した。
鈴木ベン(すずき・べん)
みずきの小学5年時のクラスメイト。みずきをからかうガキ大将だったが、どうもみずきに気があったようだ。
吉田ケン(よしだ・けん)
マコトの小学5年時のクラスメイト。学級新聞「5・2タイムス」の編集長で、ゴシップ記事をあることないこと書き立てるやっかいもの。マコトとまどかがつきあっているというガセネタを書き、クラス中に広まった。まどかの情報が名前や学校を含めてかなり詳細にわたっており、意外と情報収集能力がある。
ラ=メール洋菓子店のシュークリームが好物で、それで買収されることもある。
水田アカネ(みずた・あかね)
小学5年生時のマコトのクラスのナンバーワン美少女。マコトも多少あこがれていたが、自分が四葉女子大付属中へ進学希望のため、マコトに(次期ミス四葉の呼び声高い)まどかを紹介してもらい四葉での影響力を得ようとしたり、芸能人のゴシップを芸能マスコミに売ることで注目を浴びようとするなど、自己中心的で性格の悪い部分を露見し、マコトを失望させた。
沢井桃花(さわい・ももか)
マコトの中学での同級生で、探偵部の同僚。正統派すぎる美少女。おっとりした性格で人当たりもよい。探偵部に入部するくらいなのでミステリーに興味があり、パズルも得意。ネロ失踪で電子探偵団が休止状態の時期で、マコトが電子探偵団をちょっぴり忘れてしまうくらい魅力的だったのだが、探偵部部長の黒沢一馬とつきあっていることが発覚し、マコトは撃沈した。
黒沢一馬(くろさわ・かずま)3年 男
来宮ユウキ(きのみや・ゆうき)3年 男
草薙航(くさなぎ・こう)2年 男
小森春菜(こもり・はるな)2年女
風浜三中探偵部でマコトの同僚。黒沢が部長。
石橋ナオ(いしばし・なお)
ダイの中学の同級生で同じ将棋部。プロ棋士・米森九段を叔父に持つ将棋サラブレッド少女で、ダイと同じアマチュア四段。ダイは彼女を甘く見て、軽くひねられてしまう。
が、パズルではダイの方が一日の長があり、ナオにリベンジした。
マコト、飛鳥、みずきとは一度だけ顔を合わせ、「いつか電子探偵団に入りたい」と宣言した。
とてつもなく陽気でいたずらっぽく、ダイを「ダイっぺ」と呼んでおちょくるほど気安い。
あまりにダイにちょっかいだしまくりなので、もしや気があるのではないかと・・・
野間口裕(のまぐち・ゆう)高1 男
菊田孝司(きくた・こうじ)中3 男
楯岡ハジメ(たておか・はじめ)中2 男
あけぼの学院将棋部でダイの同僚。野間口が部長。
郷田直人(ごうだ・なおと)
みずきの中学での二年先輩。一本木中学陸上部キャプテン。絵に描いたようなイケメンさわやか先輩で、笑うと白い歯がキラリンしそう。
みずきも一時期ポーッとなっていた。
みずきの才能を高く買っていたが、みずきが退部した原因が自分に関わることは知らない。
めちゃくちゃかっこいいが、イヌを怖がる姿が超かっこわるく、みずきは幻滅した。
実際のところ、陸上一本の郷田は恋愛ごとにはからっきしのようである。
柳田ルミ(やなぎだ・るみ)
一本木中学3年。アイドルばりの美少女で男子に人気があるが、本人は幼なじみの郷田に夢中。だが郷田は自分になびくことはないばかりか、みずきの才能にほれこんでいることで嫉妬し、「どじょっ子三人娘」を通じて学校裏サイトにみずきの悪口を書き込ませた。このことが原因で、みずきは陸上部をやめることに。
地元の有力企業、柳田開発(社長・柳田貴文)の令嬢で、学校では女王様気取り。
・・・というが、いまだ本人は本編に登場していない。
どじょっ子三人娘
柳田開発に父親が勤務するという共通点を持つ、一本木中学の3人の女生徒。髪型からファッションまで同じ。柳田ルミの親衛隊を気取っており、ルミのご機嫌取りと、あからさまな弱いものいじめで評判が悪い。心ある者には「柳」にむらがる「どじょう」の意味を込めて「どじょっ子三人娘」と揶揄される。各人の本名は不明。
葉村の名家・二本松家の老主人・鷹子をそうとは知らずいじめているところを、みずきにとがめられ、返り討ちにしようとするが、通りがかった一条京香にとっちめられた。これにより、みずきと一条京香の再会、朧心影流への入門へとつながる。
アベンジャーズ 地球最強のヒーロー #23
アニメ, アベンジャーズ 地球最強のヒーロー No Comments »いちゃいちゃ
ウルトロン5号は破壊される前に、6号にその意識を転送していた。ウルトロンはS.H.I.E.L.D.の核兵器全てを全世界へ向けて発射しようと・・・
でました大風呂敷。今回はキャプテン・アメリカは声優さんの都合でお休みです(いや、ホントにそういう理由ってありえますし)。
ウルトロンに操られ、ハルクバスターふくめ歴代アイアンマンスーツがアベンジャーズに立ちはだかった!
これは燃える!
でも一番強いのはマークワンってどうよ
アベンジャーズもなんやかやで歴代アイアンマン倒しちゃうし、アイアンマンスーツ無力化? でもここは「中身がトニー・スタークであることに意味があるのだ!」と底の浅い思わせセリフでまとめましょう!ねっ!?
ブルース・バナーに戻っちゃったハルク
アントマンの機転でウルトロンは倒された。つまりウルトロンの頭脳は人間の脳を基本にしているから、平和と秩序のさまたげとなる「人間の不完全さ」は、ウルトロン自身にも受け継がれていると。だから、ウルトロン自身も排除される対象に他ならない。自己否定で停止してしまうウルトロンだった
そして核弾頭は作動せずとも世界にばらまかれたのだった。めでたしめでた・・・くないっっ!
さいごは萌えきゅんポーズでバイナラプー
次回あたりロキさま復活ですかね。エンちゃん思わせぶりなんだからもう
パスワードシリーズの魅力って
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どうもみなさんこんばなな。メヘルダット・アルバービーです。
今日は津田沼にて7冊も本買い込んできて読んでます。もう3冊読んじゃいましたよ、ふう。
津田沼は良いですな。でかい本屋がいくつもあって。船橋もあるけど、津田沼はスケールが違うや。なかなか手に入らない本が丸善で手に入っちまいましたよ。やっぱ津田沼は学生街だからかな。
学生街ってあれだなあ。なんかこう、歴史を感じやすいっていうか、いや史跡があるとかそういうことじゃなくて、「時間の積み重ね」を感じるというか。学生たちが残した足跡が地層のように残っているのかも知れませんね。俺年代だと、昭和の匂いがかすかにあるという。
んじゃ、本題にはいるとすると。
上のAmazonアフィリエイトは、まさに今回購入した「レイの青春事件簿」シリーズ、その1巻目。あ、今回買ったのは2~4巻目で、1巻目は2006年に購入したのに積ん読だったのね。パスワード熱再発で、改めて読んでみようと。で、1巻はとりあえず読んだ。
こちらはややお兄さんお姉さん向けというか、とはいえパスワードシリーズの読者も手に取るだろうから、あまり生々しいとか痛々しい表現もなく。パスワードシリーズほどパズルやゲーム的要素は少なめで、青春ものと謎解きライトミステリーといった感じで。非常に読みやすく、かつ面白かった。「現ア研」の珍妙なクラブ活動が愉快で、でも自分の学生時代もバカやってたよなあ・・・とおじさん懐古にひたったりする。
改めて思ったのは、これは仮説なんだけど・・・パスワードシリーズって、現時点で25巻まで出てますけど、もしかしたら、すべての巻が一つにつながっているんじゃないか、一つのストーリーに帰結するんじゃないか、ということ。第2巻のように、短編集のような体裁だけどラストで全てがつながってた、みたいに。それは今回の第25巻にも言えるんだけど、第9巻と第10巻みたいな壮大な大風呂敷も実はパーツの一つでしか無く、全シリーズが完結したとき、それらは一つに集約されるのではないか・・・何言ってるかわかりませんね。読まないとわからないことなんですけどね。
「青春~」は、パスワードシリーズの重要キャラ、野沢レイ(推定年齢30歳)が高校生時代の話。そのころから探偵の才能を発揮していた彼女の、学生生活にまつわるエピソード。本編とのリンクも、わかるヒトにはわかる楽しみがある。
あらためてパスワードシリーズの魅力って考えてみると、まず、児童向けと言うこともあるけど、パズルやクイズ集みたいな読み方ができ、ストーリーを追わなくても気軽に遊べる良さがある。また、パズルの延長上としても「ミステリー=推理小説入門」的な読み方もでき、あきさせない。その上で、おいら個人としては、登場人物に意外なドラマがあり、児童文学として楽しめる。
なによりこの作品、児童文学だからといって、子供におもねった内容になってない。正しく「大人が読んでも楽しめる」小説になっている。ここを勘違いしている作品が多いことは以前も指摘したとおり。児童文学でボリス・ヴィアンやエリック・サティやアルチュール・ランボーの名前が出てくるなんて。
かといって児童文学であることをしっかり意識しており、たとえば汚い言葉遣いや、間違った日本語はあまり使わない。使うときはそれが汚い言葉であること、間違った言葉であることを明示するようになっている。他人に対して「バカ」とは決して言わない、言うときは自分に対して「おれってバカだなあ」みたいに。つまり、この作品を読んで、子供たちはどういう影響を受けるのか、ということをしっかり考えてある。
このシリーズを読むと、むしょうに本を読みたくなるのもいいね。ミステリーだけじゃなくですよ。
作者の松原秀行さんの博識ぶりも、うんちくめいたりスノッブだったりは決してしてなく、「好奇心旺盛」「興味の幅が広い」と思える。鉄道や怪獣(大のゴジラファンだとか)だったり、音楽や絵画、歴史など、ホントにバラエティ豊か。こういう人のお話をぜひ聞いてみたいと思う。それが作品に反映されているのだ。
ところで、今回買った本はパスワードシリーズだけじゃないのだけれど、それについてはまた別の機会に紹介するかも知れません。
サトミちゃんちの8男子
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いや、まあ・・・おいらが読まないタイプの児童文学なんですけど、少女マンガというかふじょしむけというか。
でもね、おいらが気になったのは・・・
原案・矢立肇!
えっサンライズ?
かざかみパンチ
演劇 No Comments »ひさびさに座・高円寺へ
カムカムミニキーナ公演「かざかみパンチ」みてきましたよ。
いやはやいつものカムカム節ですっかりまいった。笑いの中にも、虚構をもって時間と空間を切り刻み混ぜ混ぜして右脳にたたき込まれる感じ。
生と死、過去と現在、あっちとこっちをつなぐものはなにか。劇中劇と現実の空間跳躍で観客の混乱を誘発し刺激する。たまらん。
欲を言えば、ほぼ主役級のキャストである佐藤恭子さんがもうひとつ・・・熱演ではあるのだけれど、じゃっかん空回りだったかな。
それさえのぞけば、相変わらずの松村武のキレっぷりや、八嶋智人とのかけあいも楽しく、河野洋一郎はかっこいい。久ヶ沢徹のクセものっぷりや、藤田記子と中島栄治郎のクレイジーさ、さらに今回は長谷部洋子がストレートに訴えかける芝居でぐっと来た。
それにしても高円寺に来るたびに感じるのは、この町、平和だわ。いや毎日来ないとわからないこともあるだろうけど。今日は高円寺フェスとかで、にぎやかでしたよ。天気も良いし楽しかった。